TikTok、2024年の振り返りコンテンツを公開
ショートムービープラットフォーム「TikTok」は、2024年の日本と世界のTikTokを振り返る「Year on TikTok 2024:小さな創造力が大きなインパクトに!」を公開した。2024年、日本を含む世界中で最も印象に残ったTikTokのトレンド、クリエイター、ムーブメント、コミュニティなどが紹介されている。
日本では、熊本県のトマト農家「まいひめおじさん」が製作したトマトジュースがTikTok内外で話題となり、3日間で100本が完売するなど、TikTokでの反響が売り上げに貢献した。また、中華料理店「フーフー飯店」では、テーブル真上からの新鮮な画角で撮影した動画が人気となり、同じ撮り方をする動画が急増。「#フーフー飯店」の総再生回数は約4,000万回に上った。
書籍業界でも、TikTokは重要な役割を果たしている。小説紹介クリエイター「けんご📚小説紹介」が紹介したことをきっかけに、2021年発売の小説『N』が再び脚光を浴び、6度の重版で単行本版が10万部を突破。漫画出版社コアミックスは、人気作『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』の公式TikTokアカウントで”試し読み投稿”を行い、再生数570万回を超える人気となり、漫画売上が3.5倍にアップした。
TikTokは、コミュニティの創造性を刺激し、国境や世代を超えたトレンドやモーメントを生み出し続けている。2024年は、縦型ショートドラマやショートフィルムが急増。「ごっこ倶楽部」などが縦型の特徴を捉えた編集技術や映像表現を駆使し、短い時間で感動や笑いを届ける新たなエンターテインメントが話題に。
また、TikTokは社会にとって良いインパクトを与える活動の場としても活用されている。広島県は平和記念式典の様子をTikTok LIVEで配信し、過去最高の7万5千人が視聴。NPO法人サンカクシャは、親や身近な大人を頼れない若者への支援に取り組む「サンカク相談室」としてメッセージを届けている。
音楽業界でもTikTokの影響力は大きい。日本の「TikTok Top 10 Songs 2024」には、アニメ主題歌やK-POPの楽曲などがランクイン。『Bling-Bang-Bang-Born』は「BBBBダンス」とともに大きなトレンドとなり、300万件以上の動画投稿数を記録した。