東京外国語大学で水俣病公式確認70年の写真展が10月28日から開催へ
水俣病が公式に確認されてから70年を迎える2026年、東京外国語大学海外事情研究所などは2026年10月28日(水)から11月13日(金)まで、同大学の研究講義棟1階ガレリアで巡回写真展と関連イベントを開催する。一般社団法人 水俣・写真家の眼や、熊本大学の慶田勝彦が代表を務めるJSPS科研費基盤研究(A)「21世紀における他者の痛みの交差性」との共催で実施される。会場では写真作品の展示に加え、学内勉強会に参加した学生や写真家らが登壇するトークイベントなどが予定されている。
写真集公刊を背景とした展示と次世代への継承
水俣病公式確認70年にあたる今年、歳月をかけて水俣を撮りつづけてきた9人の写真家による作品集『水俣からあなたへ 9人の写真家が見つめた水俣病の70年』が公刊された。水俣病公式確認70年記念 巡回写真展・関連イベント「水俣からあなたへ ──わたしたちのあらゆる現在(いま)のために」と題された本展では、9人の写真家が捉えた作品42点が展示される。
東京外国語大学(東京都府中市、学長:春名展生)では、本展の開催に向けて教員と学生が繰り返し勉強会を行い、テーマについての思索を深めてきた。歴史的な公害問題や表現に向き合い、現代の大学という教育・研究の場からどのように次世代へ問いを継承していくかを議論してきたプロセスそのものが、企画の大きな軸となっている。
会期中および開幕前日には、複数の関連イベントが実施される。

10月27日[火]には、研究講義棟3階 326教室にて、水俣・写真家の眼事務局の小泉初恵によるワークショップ「わたしだけの小さな水俣展をひらく」が行われる。一般参加者の事前受付は終了しているが、報道関係者の取材や来場は可能とされている。
最終日となる11月13日[金]には、研究講義棟1階ガレリアで写真家の芥川仁と同大教授で海外事情研究所所長の真島一郎によるギャラリートークが実施される。さらに同日、研究講義棟1階 115教室ではトーク「真実をうつす、見えないものをみる」が開催され、芥川仁、熊本大学文書館特任助教の香室結美、小泉初恵がコールを務める。レスポンス側には奥羽香織(水俣・写真家の眼事務局)、當眞文(株式会社リトルモア 編集者)、東京外国語大学学部学生の池田優と廣澤信之、同大教授の大川正彦と真島一郎が登壇し、多角的な視点から議論を深める。
開催概要
写真展の開催概要は以下の通り。


- 名称:水俣病公式確認70年記念 巡回写真展・関連イベント「水俣からあなたへ わたしたちのあらゆる現在(いま)のために」
- 会期:2026年10月28日[水]~11月13日[金]
- 開館時間:8時30分~20時
- 休館日:土日祝日
- 会場:東京外国語大学 研究講義棟1階ガレリア(東京都府中市朝日町3-11-1)
- 入場料:無料
- 主催:一般社団法人 水俣・写真家の眼、東京外国語大学海外事情研究所、JSPS 科研費基盤研究( A )「 21 世紀における他者の痛みの交差性」(慶田勝彦代表 JP22H00036)
- 協力:熊本大学文書館、株式会社リトルモア、東京外国語大学哲学会
- 助成:熊本県水俣市「水俣病公式確認70年地域提案事業」
本記事は東京外国語大学の発表をもとに作成しています。
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