「Red Bull BC One 2024」オランダ勢がダブル優勝、来年は東京開催
2024年12月7日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「Red Bull BC One World Final 2024」において、オランダ出身のB-Boy MENNOとB-Girl INDIAがそれぞれ優勝を飾った。MENNOは2019年以来、史上初の4度目の優勝を達成し、INDIAは2022年以来2度目の栄冠に輝いた。
「Red Bull BC One」は、レッドブルが主催する1対1のブレイキンバトルで、今年で21回目を迎える。世界30ヶ国以上で予選が行われ、選ばれしB-Boy16名とB-Girl16名の計32名が世界一の座をかけて熾烈な戦いを繰り広げる。
日本からは、B-Boy HIRO10、B-Boy NORI、B-Girl YASMIN、B-Girl MiMzの4名が出場。YASMINが日本勢最高のベスト8入りを果たした。また、NORIとMiMzは「Last Chance Cypher」を勝ち抜き、本戦への切符を手にした。日本のB-BoyとB-Girlがともに本戦に進出したのは初の快挙である。
決勝戦では、B-Boy部門でMENNOとICEY IVES(アメリカ)が対決。ベテランのMENNOが精度の高いステップを披露し、2019年以来4度目の優勝を飾った。B-Girl部門では、INDIAとNICKA(リトアニア)による接戦の末、INDIAが2022年以来2度目の優勝を収めた。
大会中には、2025年の「Red Bull BC One World Final」を東京・両国国技館で開催することが発表された。日本文化の聖地とされる両国国技館の土俵で、世界中のトップダンサーたちが熱いバトルを繰り広げる。
レッドブル・ダンサーのShigekixは、「日本での開催はとにかく嬉しい。自分の大好きなRed Bull BC Oneと日本。僕からしたら最高の条件で、来年はそのステージに立つ人としてカムバックしたい」と意気込みを語った。
ブレイキンは2024年のパリオリンピックで正式種目に採用され、今後さらなる盛り上がりが期待される。レッドブルは20年以上にわたりブレイキンシーンを支援しており、トレンドで終わらないブレイキン文化の発展に貢献し続けている。