ASTRA FOOD PLANがプレシリーズBで資金調達 かくれフードロス削減を加速
フードテックスタートアップのASTRA FOOD PLAN株式会社は、2026年9月30日(水)に、プレシリーズBラウンドにおいてKIBOW社会投資ファンド3号をリード投資家とした第三者割当増資による資金調達を実施した。同社はこの調達を通じて、年間約2,000万トン廃棄される「かくれフードロス」の削減や、循環型フードサイクル構築に向けた社会実装を加速させるとしている。

調達資金の使途と組織体制の強化
同社は調達した資金をもとに、事業拡大に伴う人材採用と専門性の高いチームの構築を進める。また、高付加価値パウダー『ぐるりこ®』を用いた新商品や用途の開発を行うほか、製造拠点の拡充を通じて「タマネギぐるりこ」の生産体制を強化し、安定供給と供給能力の向上を図る予定だ。
さらに、食品メーカーなどへのコンサルティング提供や独自開発の過熱蒸煎機『JOSEN』の導入拡大を推進する。事業拡大に伴い、埼玉県富士見市にある本社に加え東京オフィスも開設された。
同社代表取締役社長の加納 千裕は、「『かくれフードロス』という大きな社会課題の解決に向け、ここからもう一段ギアを上げ、チーム一丸となって事業を成長させてまいります」とコメントしている。なお、今回のラウンドにはKIBOW社会投資ファンドのほか、株式会社ぶぎんキャピタル、株式会社NCBベンチャーキャピタル、有限会社地域共彩キャピタル、株式会社アストロスケールホールディングス代表取締役社長兼CEOの岡田 光信氏などが関わっている。
独自装置「JOSEN」とアップサイクルパウダー「ぐるりこ®」
同社が独自開発した『JOSEN』は、食材への加熱時間がわずか5~10秒という短時間で乾燥と殺菌を同時に行う装置だ。数百度の高温スチーム(過熱水蒸気)を用いることで食材の風味劣化や酸化を抑え、栄養価の損失を防ぐ仕組みを備えている。ボイラーレスの発生装置と熱風を併用することで高いエネルギー効率を実現しており、吉野家ホールディングスなどへの導入実績では、1日最大700kgの玉ねぎ端材のアップサイクルを行っている。

『ぐるりこ®』は、規格外農作物や食品工場の野菜端材などを『JOSEN』でアップサイクルした食品パウダーの総称である。同社は2025年2月に家庭向けEC販売を開始しており、2026年1月7日発売の「旨辛エスニックスパイス」を含め、クラフト調味料として現在4つの商品を販売している。
ASTRA FOOD PLAN株式会社の概要

- 本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
- 代表取締役:加納千裕
- 設立:2020年8月
- URL:https://www.astra-fp.com/
本記事はASTRA FOOD PLAN株式会社の発表をもとに作成されています。
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