「本の雑誌が選ぶ2024年度文庫ベストテン」、新潮文庫作品が上位独占

株式会社新潮社は、2024年12月6日発売の「おすすめ文庫王国2025」(本の雑誌社刊)に掲載された「本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン」のランキングにおいて、新潮文庫の作品が上位を独占したと発表した。

第1位には、マット・ラフ著、浜野アキオ訳の『魂に秩序を』が選ばれた。この作品は、1,088ページという新潮文庫史上最厚の翻訳長篇小説でありながら、一気読み必至の内容となっている。第2位には、小林照幸著の『死の貝』がランクインした。これは、かつて日本各地で発生した「謎の病」である「日本住血吸虫症」を克服するため、医師たちが立ち上がった記録を描いたノンフィクション作品だ。

第3位には、末期の膵臓がんと診断された故・山本文緒氏が最期まで書き続けた日記『無人島のふたり』が選ばれた。

valvix

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