三洋産業、コーヒー定期便FreshPostを2026年11月に開始へ
大分県別府市に本社を置く株式会社三洋産業(代表取締役社長:中塚茂次)は、コーヒー器具ブランド「CAFEC」から新たな焙煎事業「CAFEC COFFEE ROASTERY」を立ち上げ、2026年11月より定期便サービス「FreshPost」を開始します。
抽出器具メーカーとしての知見を活かし、豆の焙煎・挽き目・粉量・抽出レシピまでを一体で設計した体験型サービスです。1杯分のコーヒー粉を窒素充填で密閉個包装し、同社の一点注ぎドリッパー「DEEP27」に最適化した状態で利用者に届けられます。
自宅抽出における課題と鮮度低下への着目
全日本コーヒー協会の「コーヒー需要動向調査」(2024年度)によると、日本人の74.3%がコーヒーを習慣的に飲んでいる一方、自分で淹れるレギュラーコーヒーの飲用杯数は減少傾向にあるとされています。
三洋産業が実施したアンケートの分析では、「豆に合った挽き目が分からない」「毎回の粉量・湯量の計量が手間」「毎回味が変わってしまう」といった悩みが寄せられていました。また、淹れる直前までに豆が空気に接触して酸化する「鮮度低下」も、本来の味わいを損なう要因となっています。同社はこれらの課題に対し、器具メーカーのノウハウを用いて淹れるまでの条件をあらかじめ整えることで、手軽においしさを再現できる環境づくりを目指しました。
マーケティング部の丸山元夢氏は、「器具の開発のみでは、家庭での一杯の美味しさを守りきれない」と感じたことが、焙煎・個包装・レシピまで一体で設計する「FreshPost」を立ち上げた理由であると説明しています。

器具メーカーならではの一体設計と鮮度保持

「FreshPost」は個人の好みに合わせたパーソナライズではなく、器具メーカーが抽出条件をあらかじめ最適化して届けるアプローチを採用しています。

- 器具に合わせた一体設計:長年の器具開発の知見をもとに、ドリッパー「DEEP27」に合わせた挽き目や粉量が厳密に計算されており、グラインド作業や計量の手間を省きます。
- 窒素充填による密閉個包装:酸化を防ぐため、1杯分(15g)ずつ窒素充填した個包装を採用し、開封時まで鮮度を保ちます。
- 抽出目安の表示:パッケージ表面には豆に応じた推奨湯量や抽出温度の目安が印字されています。
- ポスト投函による配送:焙煎および製造から2日後に出荷され、2週間サイクルで14杯分がポスト投函で配送されます(初回の器具一式配送およびペーパーフィルター同梱時はポスト投函ではない場合があります)。
提供プランと販売概要
本サービスは2026年11月6日(予定)より提供が開始され、申込は近日公開予定の公式サイトにて受け付けられます。
- 初回配送:フラワードリッパー「DEEP27」、専用ペーパーフィルター、ケトル、サーバー、1杯分個包装のコーヒー(粉)15g×14個/5,900円(送料込)
- 定期配送(粉のみ):コーヒー(粉)15g×14個/1,900円(送料込、1杯あたり約135円)
- 定期配送(フィルター付):コーヒー(粉)15g×14個+ペーパーフィルター/2,400円(送料込)
展示会「SCAJ 2026」にて実物を初公開
サービス開始に先駆け、2026年10月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SCAJ 2026」の同社ブース(南2ホール、ブース番号:2101)にて実物が初公開されます。会場では実物の展示や窒素充填個包装の開封シーン、「DEEP27」を用いた抽出体験や試飲、開発担当者への取材対応などが予定されています。
株式会社三洋産業について

- 所在地:大分県別府市富士見町7-2
- 代表者:代表取締役社長 中塚茂次
- 創業:1973年
- 事業内容:コーヒー抽出器具・ペーパーフィルターメーカー。円すい形ペーパーフィルターの開発を手掛け、オリジナルブランド「CAFEC」は世界80カ国以上で展開。コーヒー豆の焙煎・販売、飲食事業ほか。
本記事は株式会社三洋産業の発表(一部データは全日本コーヒー協会「コーヒー需要動向調査 2024年度 第22回調査(概要)」)をもとに作成されています。
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