日清のどん兵衛蓋材にTOPPANのEBオフセット印刷採用 カップ麺で日本初と発表
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社が開発したEBオフセット印刷が、日清食品株式会社が販売する「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズの蓋材に採用されました。日本国内で販売されているインスタントカップ麺のフタ材用途としてEBオフセット印刷が採用されるのは日本初(TOPPAN調べ、2026年10月現在)で、2026年10月より順次出荷されます。

東京都文京区に本社を置くTOPPAN(代表取締役社長:野口 晴彦)は、2026年5月に電子線(Electron Beam、以下EB)を用いた軟包装パッケージの量産を開始しました。今回、日清食品(本社:東京都新宿区)の「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」シリーズに採用されたことで、従来のグラビア印刷からの置き換えが進みます。
これにより同シリーズでは、年間でプラスチック使用量が約20トン、CO₂排出量が約148トン削減される見込みです。プラスチック削減量は2025年度のTOPPAN納入実績から現行構成(グラビア印刷・フィルム裏刷り)と比較して算定されています。また、CO₂排出量は原料の調達・製造、製造、輸送、リサイクル・廃棄を算定範囲とし、現行構成と今回構成(EBオフセット印刷・紙表刷り・フィルム層減層)を比較して算定された数値です。
EBオフセット印刷の技術的特徴
EBオフセット印刷は、EB照射によってインキを瞬時に硬化させるパッケージ印刷技術です。高温の乾燥機を必要としないため省エネルギー化が図れるほか、有機溶剤をほとんど含まないためVOC(揮発性有機化合物)の排出削減につながります。
さらに、インキの表面保護性を高めることで最外層への表刷りが可能となり、従来印刷層として使用されていたプラスチックフィルムを削減してフィルム層数を減らせます。表現面では、小さな網点を高密度に配置することで、特色を使用せずに高精細な絵柄表現や滑らかなグラデーションを再現できるほか、表層のニスによって光沢感を付与することも可能です。

展示会出展と2028年度に向けた事業目標
TOPPANは、サステナブルブランド「SMARTS™」のもとで「SX生産方式™」の導入を推進しています。食品業界などに向けて環境配慮パッケージの提供を進め、2028年度までに関連受注を含め約30億円の売上を目指す方針です。
なお、採用された「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」の製品サンプルは、2026年10月14日(水)から16日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026 -2026東京国際包装展-」のTOPPANブース(東2ホール:小間番号2R10)にて展示されます。
本記事はTOPPAN株式会社の発表をもとに作成しました。
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