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宝塚市の中山台APF、e-Palette活用の実証実験を10月8日から開始へ

兵庫県宝塚市の中山台ニュータウンにおいて、公民連携のまちづくり組織である中山台エリアプラットフォームは、地域交通の維持や利便性向上、エリア活性化を目指したモビリティサービスの実証実験を2026年10月8日から開始する。トヨタ自動車株式会社が開発・販売するバッテリーEV「e-Palette(イーパレット)」を活用し、現在の買い物バスルートでの試験運行などを11月末まで実施する。将来的な自動運転導入も見据え、2028年度より地域に適した新たなモビリティサービスを段階的に実装していく計画だ。

e-Paletteを用いた試験運行と活用の検証

今回の実証実験は、中山台エリアプラットフォーム(中山台APF)におけるモビリティ分野の最初の取り組みとして行われる。使用される車両「e-Palette」は、中山台APFの一般会員企業であるネッツトヨタ神戸株式会社の協力によって活用が実現した。

実験では、現在買い物バスが運行しているルートでの試験走行などを実施し、走行適正や利用ニーズを検証する。移動手段としての役割に加え、移動販売や地域交流の場、健康相談など、地域に寄り添った多様なサービス基盤としての活用可能性も探るとしている。

少子高齢化などニュータウン特有の課題への対応

日本に約2,000ヵ所あるニュータウンでは、少子高齢化や人口減少、施設の老朽化などの課題が顕在化している。こうした課題を解決するため、パナソニック ホームズ株式会社は2025年に中山台ニュータウン内の施設・用地を取得し、宝塚市と包括連携協定を締結して公民連携によるまちづくりを進めてきた。

その流れを受け、2026年3月に企業や教育機関、地域団体などが参画する中山台APFが設立された。同組織はパナソニック ホームズ株式会社が代表幹事を、宝塚市が幹事会員を務めている。

住民の声を受けた移動手段の検証と段階的実装

中山台ニュータウンには坂道が多く、住民ワークショップやアンケートでは高齢者を中心に移動の負担に対する不安や、移動手段の確保・改善を求める声が多く寄せられていた。

中山台APFでは、ウェルネス、モビリティ、コンシェルジュ、コミュニティ、セーフティ、エネルギー、エコロジーからなる7つのタウンサービスの推進を掲げており、まずはモビリティ分野で既存の公共交通を補完する新たな移動手段の導入検討が進められてきた。今回の実証実験で得られた知見をもとに、2028年度から地域に適した移動サービスを段階的に実装していく予定だ。

本記事は中山台エリアプラットフォーム、パナソニック ホームズ株式会社、兵庫県宝塚市、ネッツトヨタ神戸株式会社、プライム ライフ テクノロジーズ株式会社の発表をもとに作成。

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