Shelltas、シンガポールの農業サミットに参加へ ホタテ貝殻由来素材を紹介
株式会社Shelltasは、2026年10月27日から29日にシンガポールで開催される「Asia-Pacific Agri-Food Innovation Summit 2026」に、Featured Start-Upとして参加します。同社は、北海道産ホタテ貝殻を原料とするカルシウム素材「SeaFect®︎」と、国内の農業現場で蓄積してきた研究・実証の知見を紹介する予定です。


Asia-Pacific Agri-Food Innovation Summitは、Singapore International Agri-Food Weekの主要イベントとして、農業・食品企業、研究機関、スタートアップ、投資家、政策関係者などが集まる国際イベントです。2026年のスタートアップ領域では、Climate-Smart Food、High-Impact Crops、Upcycling Biomassなどがテーマに掲げられています。
株式会社Shelltasは、水産業から生じる貝殻資源を独自の加工技術によってカルシウム素材へアップサイクルし、農業や水産などの食料生産へつなげる取り組みを進めています。同社ではこれまで約4年間、トマト、キュウリ、ピーマン、サツマイモ、キャベツなど複数の作物でSeaFect®︎を活用した栽培と経過観察を行ってきました。水や土、ミネラル、微生物といった作物が育つ環境そのものを整えることで、気候変動下でも安定した食料生産につなげることを目指しています。

同社が現在注目している研究テーマの一つが、糸状菌(カビの一種)によって株の枯死や芋の腐敗を引き起こすサツマイモ基腐病です。農林水産省「かんしょ病害(サツマイモ基腐病)について」によると、2018年に国内で初めて確認されて以降、南九州を中心に被害が拡大し、発生は減少傾向にあるものの単収は発生前の水準まで戻っておらず、産地の課題となっています。

株式会社Shelltasが実施した国内の圃場では、基腐病の確認後に感染株を除去してSeaFect®︎を施用したところ、収穫まで新たな感染拡大が確認されなかった事例がありました。また、第三者機関による別の試験でも、SeaFect®︎を含む培地でカビの発生が認められず、すでにカビが増殖した培地やサツマイモをSeaFect®︎水溶液で処理した試験でカビがほぼ消失する結果が確認されています。同社は今後、再現性や作用機序を含めた検証を進める方針です。
国際舞台での発信と海外連携の推進
イベント期間中、同社はSeaFect®︎の技術や現場知見を紹介するほか、共同研究・実証や事業連携に関心を持つ企業、研究機関、農業関係者との意見交換も予定しています。
株式会社Shelltasの代表取締役である徳田 浩一氏は、環境が変化しても安定して食料をつくり続けられる仕組みの必要性に触れ、土壌や根圏、水の環境を整えることで植物本来の育つ力や環境適応力を引き出すことを目指していると説明しています。さらに、現場の変化を科学的な検証へとつなげ、日本の水産業から生まれるホタテ貝殻を新しい農業技術に生かして知見を世界の食料生産へ広げていきたいとしています。
参加イベントおよび会社概要
イベントの開催概要は以下の通りです。

- イベント名:Asia-Pacific Agri-Food Innovation Summit 2026
- 開催日:2026年10月27日~29日
- 開催場所:Suntec Convention Centre, Singapore
- URL:https://agrifoodinnovation.com/
株式会社Shelltasの概要は以下の通りです。
- 会社名:株式会社Shelltas
- 代表者:代表取締役 徳田 浩一
- 設立:2023年1月
- 所在地:〒143-0024 東京都大田区中央1-16-8 シャンボール大森1F
- 事業内容:海洋性カルシウム素材の研究・開発・製造・販売、農業・水産・衛生分野における製品・システム開発
- 公式サイト:https://shelltas.com/

本記事は株式会社Shelltasの発表をもとに作成しています。
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