B2福岡が序盤の流れを掴み山形に勝利

ライジングゼファーフクオカは、2024年5月3日に開催された日本生命 B2 PLAYOFFS 2023-24の山形ワイヴァンズ戦で88-80と勝利し、セミファイナル進出に王手をかけた。

序盤から#34パブロ・アギラールと#0兒玉宗一郎がオフェンスを牽引し、#33加藤寿一とパブロの3Pシュートで試合のリズムを掴んだ。途中出場の#5ブライス・ジョンソンもオフェンスリバウンドから得点に貢献。#24谷口光貴の3Pシュートや特別指定選手の#42渡邉雄太のディフェンスも光り、前半を15点リードで折り返した。

後半に入っても#88重冨果哉がオフェンスリバウンドからチームを鼓舞。一時は山形の追い上げを受けたものの、谷口が10本中4本の3Pシュートを沈めるなど福岡が粘り強く逃げ切った。

ラモン・ロペス・スアレスHCは「選手たちは謙虚にまたガッツのあるプレーでチーム全員で助け合っていた」と勝因を分析。一方で「後半は少し崩れた」と課題も指摘した。

谷口は「やるべきことはしっかりできた」と手応えを口にしつつ、「もう少し(3Pシュートの)確率を上げられたのでは」と反省の弁も。パブロ・アギラールは「全員がプレーオフはレギュラーシーズンとまったく違うと知っているので、入りから全員が集中してのぞめた」と勝利の要因を語った。

勝利で勢いに乗る福岡だが、B1昇格を決めるためにはあと1勝が必要だ。チーム一丸となって戦い抜く姿勢を崩さず、ファイナル進出を目指す。