AIマネー大学、ボパート教授の労働供給論文を扱う読書会を2026年10月上旬に開催へ
AIマネー大学株式会社は、2026年ノーベル経済学賞の選考を担うスウェーデン王立科学アカデミー選考委員会で委員を務めるストックホルム大学国際経済研究所(IIES)のティモ・ボパート(Timo Boppart)教授の論文をテーマとした論文読書会を開催します。日時は2026年10月上旬で、Zoomオンラインウェビナー形式で実施されます。講師は同社のコンサルタント兼学長を務める山中裕が担当します。
長期的な労働時間の減少を読み解く論文を解説
今回の読書会で取り上げるのは、ティモ・ボパート教授がペール・クルセル(Per Krusell)教授とともに執筆した論文「Labor Supply in the Past, Present, and Future: A Balanced-Growth Perspective」(『Journal of Political Economy』2020年)です。
本論文は、先進国の一人あたり年間労働時間がおよそ150年にわたり年0.5%前後のペースで減り続けてきたという事実を扱っています。19世紀の労働者が年に3000時間以上働いていたのに対し、現在の西欧では1500時間前後となっています。
標準的な成長モデルでは、賃金上昇に伴う所得効果と代替効果が打ち消し合うよう設定されて労働時間が一定とされていましたが、本論文では所得効果がわずかに代替効果を上回る選好を定式化しました。これにより、労働時間が一定の率で減り続けること自体が均斉成長経路と両立する枠組みを示し、労働時間の減少は不均衡や逸脱ではなく成長の正常な姿であると主張しています。
読書会で議論される主な論点
読書会では、労働時間の長期的な減少が理論の難問とされてきた理由や、所得効果と代替効果の綱引き、均斉成長経路の定義について議論が行われます。また、産業構造の激変とマクロ指標の安定の両立(ボパート教授の2014年論文との関係)や、生産性向上の果実の配分、働き方と人的資本経営、長期の労働供給を織り込んだ投資の見方への含意なども主な論点として扱われます。
なお、当日は山中裕が論文の要旨を日本語で解説するため、対象の論文を未読の場合でも参加可能としています。
読書会の開催概要
読書会の詳細は以下の通りです。

- テーマ:『Labor Supply in the Past, Present, and Future』(著:ティモ・ボパート(Timo Boppart))論文読書会
- シリーズ:2026年ノーベル経済学賞【選考委員編】論文読書会 第6回
- 講師:山中裕(AIマネー大学株式会社 コンサルタント兼学長)
- 開催日:2026年10月上旬
- 開催形式:Zoomオンラインウェビナー開催
- 参加費:無料(事前登録制)
- 対象者:投資家、経営者、人事・経営企画のご担当者、マクロ経済や働き方の長期トレンドに関心のある方、経済学を学ぶ学生・大学院生
- 申込方法:aimoneyuniversity@aimu.info 宛てに、件名へ「『Labor Supply in the Past, Present, and Future』論文読書会参加希望」と明記して申し込み
- 主催:AIマネー大学株式会社

本記事はAIマネー大学株式会社の発表をもとに作成されています。
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