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大和被服 白バイ制服の廃棄生地を活用した蓄光反射バンドを開発 岡山の学校へ寄附

警察や消防などの官公庁制服を製造・販売する大和被服株式会社は、製造過程で生じる白バイ隊員制服(交通乗車服)の廃棄生地を活用した『蓄光反射バンド』を開発しました。同社は「秋の交通安全県民運動(9月21日〜30日)」の一環として、岡山県岡山中央警察署および岡山県岡山西警察署と協働し、岡山市立大野小学校と岡山県立操山中学校の児童・生徒へ寄附を実施しました。

開発の背景と現場から見えた課題

岡山県は、日本自動車連盟(JAF)による「信号機のない横断歩道での一時停止率調査」等において全国平均を下回る年があるなど、長年「交通マナーの課題」や夕方・夜間の歩行者事故対策が叫ばれている地域です。特に日没が早まる秋口以降、登下校中の子どもたちの視認性確保が課題となっていました。

大和被服株式会社は2025年12月、警察官制服の端切れを活用した「夜光タスキ」を製作し、倉敷市立乙島東小学校へ寄贈しました。本物の警察官制服と同じ生地を身につける取り組みは児童から好評を得たものの、経過を観察・ヒアリングする中で「出し入れや着脱がわずらわしい」「学校や家に忘れてしまう」「タスキの見た目が少しダサくて、高学年になると着けるのが恥ずかしい」といった管理の手間や心理的抵抗などの課題が浮き彫りとなりました。そこで同社は、子どもたちが普段から自発的に身につけたくなる製品への見直しを図りました。

蓄光反射バンドの特徴

今回開発された『蓄光反射バンド』は、ボタンひとつで手軽に装着できるバンド型のアップサイクル製品です。

本製品には以下の3つの特徴があります。

  • 「自分のモノの目印」として日常使いできる:ランドセルやリュックサック、靴のシューレース、自転車のフレーム、傘など、普段使っている持ち物に常時取り付けることが可能で、着脱の手間をなくし忘れものを防ぎます。
  • 白バイ隊員の制服端材を活用した「心理的効果(ヒーロー効果)」:「街を守る白バイ隊員と同じ生地を身につけている」という意識が、子どもたちの交通安全意識を自然と高めます。
  • 「蓄光」×「反射」のW効果で夜間の視認性を確保:車のライトを跳ね返す反射機能に加え、太陽光やライトの光を蓄えて暗闇で自発光する蓄光機能を融合し、夕暮れ時や街灯の少ない夜道での視認性を高めます。

また、同社で制服製造時に生じる年間2トン以上の廃棄生地を資源として有効活用する、サステナブルな取り組みとなっています。

岡山市内の小・中学校での寄附活動

岡山県「秋の交通安全県民運動(9月21日〜30日)」に合わせ、以下の日程で寄附および広報活動が実施されました。

  • 岡山市立大野小学校(岡山市北区大安寺南町2丁目8-36 / 岡山県岡山西警察署管内)
  • 日時:2026年9月28日(月)
  • 対象:小学6年生全児童 69名
  • 岡山県立操山中学校(岡山市中区浜412番地 / 岡山県岡山中央警察署管内)
  • 日時:2026年9月30日(水)16:00〜
  • 対象:全校生徒(中学1, 2, 3年生) 345名

児童からは「頑丈な生地からできているので、中学校へ進学しても長く使える」「白バイ隊員と同じものを身に着けて、守られている感じがする」といった感想が寄せられ、中学生からも「丈夫で長く使えそう」「水色がかわいい!」などの声や警察官を身近に感じるきっかけになったという意見が上がりました。

今後の展開と大和被服株式会社の概要

大和被服株式会社は、製造過程で生まれる廃棄生地を活用した『蓄光反射バンド』の展開を模索し、今後は岡山県外の警察団体との連携も視野に入れながら持続可能な取り組みとして普及を進めていく方針です。

大和被服株式会社の代表取締役である畑 宏和氏は、官公庁の制服を作り続けてきたメーカーとして端材を地域の命を守る形に還元したいという思いを語り、子どもの気持ちに寄り添った製品で交通安全に貢献していく意向を示しています。

【会社概要】

  • 社名:大和被服株式会社
  • 所在地:〒713-8102 岡山県倉敷市玉島2丁目13番23号
  • 代表者:代表取締役 畑 宏和
  • 創業:1925年
  • 事業内容:官公庁制服(警察・消防等)の製造・販売、アップサイクル製品の企画・開発

本記事は大和被服株式会社の発表をもとに作成しました。

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