ソフツーが大田区建築審査課でAI電話実証実験を開始 年間300時間削減目指す
ミライAIを提供する株式会社ソフツーは、東京都大田区における「実証実験・実装促進事業」(HOIP)において、2年目となる新たな取り組みを10月1日より開始した。令和7年度の防災危機管理課での実績・運用課題の整理を踏まえ、令和8年度は大田区「建築審査課」と連携する。用途地域や建築制限等、区民や事業者から頻繁に寄せられる電話問い合わせ業務のAI自動化を行い、年間300時間の電話業務削減を目指す。
建築審査課における実証実験の概要
本年度の実証実験では、不動産調査などで重要事項説明書等の確認を行う利用者を対象とした実証実験専用ダイヤルを開設している。期間は2027年2月末まで(実証状況により前後する場合あり)を予定している。サービス向上のため会話は録音され、AIによる聞き取りを行うためゆっくり用件を伝える必要がある。なお、専用ダイヤルへの問い合わせに対して担当者からの折り返しの連絡は行われない。実証実験に関する問い合わせは、建築審査課建築指導担当(電話:03-5744-1334)で受け付けている。
- 実証実験専用ダイヤル:050-5369-1297
実証実験推進の背景と現状の課題
ソフツーと大田区は、行政窓口業務のデジタル転換(DX)や職員の業務負担軽減、区民サービスの向上を目的に協定を締結し、実証実験を行っている。1年目(令和7年度)は防災危機管理課と連携し、防災器具に関する電話問い合わせにミライAIが自動応対する実証を実施し、通話履歴の自動文字起こしやログ活用を通じた効果検証を行った。
2年目(令和8年度)の対象となる建築審査課では、用途地域や建築制限に関する確認など区民や事業者からの電話問い合わせが多く、年間(開庁日数約240日)の総電話時間は約1,000時間(同課の一週間における調査内容からの推計で1日あたり約4時間)にのぼり、職員の超過勤務の原因となっている。このため、電話対応時間の削減は業務効率化に加え、職員のメンタルケアや慢性的な人材不足解消の観点からも急務とされている。
目標と今後の展望
今回の実証実験では「電話対応時間を3割削減し、ミライAI導入によって年間業務全体の時間を300時間圧縮」することを目標(KPI)に掲げている。電話応対の効率化により余剰労働時間を大幅に削減することで、職員の心理的負担の軽減に貢献するとともに、複雑な相談対応や専門業務へリソースを集中させ、住民や事業者に対する行政サービスの質向上を図る。
ソフツーは実証実験を通じて電話応対の精度向上と自治体特有の課題解決に向けたノウハウを蓄積し、自治体・行政機関における業務効率化とデジタル化の支援を継続する方針を示している。
代表電話取次サービス「ミライAI」および会社概要
「ミライAI」は企業の代表電話の対応に強みを持つAI電話サービスで、特許を取得している「代表電話取次ぎ機能」を搭載している。AIが発信者から指名された担当者を呼び出し、取り次ぎの可否を確認して対応を使い分ける。担当者が出られない場合はAIが用件や連絡先をヒアリングし、Slack、LINE WORKS、Microsoft Teams、メールへ文字起こしと音声データ付きで通知する。現在、30日間の無料デモを提供している。
- 会社名:株式会社ソフツー
- 代表者:代表取締役 鍾勝雄
- 所在地:〒104-0045 東京都中央区築地1丁目13-14 NBF東銀座スクエア7F
- 資本金:20,000,000円
- 事業内容:クラウド型コールセンターシステムサービス事業、クラウド型AI電話自動応答サービス事業
- URL:https://www.softsu.co.jp/
- ミライAIサービスサイト:https://www.miraiai.jp/
本記事は株式会社ソフツーの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



