TD SYNNEXが米AccuKnoxと契約 国内初のディストリビューターに
TD SYNNEX株式会社は、AIおよびクラウドネイティブ環境向けのセキュリティソリューションを提供する米国カリフォルニア州のAccuKnox Inc.と日本国内におけるディストリビューション契約を締結した。日本初のディストリビューターとしてAccuKnox製品の取り扱いを開始する。企業における生成AIの活用が広がりAIエージェントへと進化するなか、AIからインフラまでを一体的に保護するゼロトラスト型のセキュリティプラットフォームを展開するとしている。
協業の背景とAIエージェント時代のリスク
生成AIや自律的に判断・行動するAIエージェントの活用拡大に伴い、プロンプトインジェクションや機密情報漏洩、シャドーAI、過剰な権限付与といった新たなセキュリティリスクへの対応が求められている。企業が管理すべき対象はAIそのものだけでなく、AIがアクセスするデータやアプリケーション、クラウド基盤まで広がっている。

北米市場ですでにパートナーシップを展開している両社は、日本市場での事業展開を本格化するにあたり、TD SYNNEX株式会社が国内初のディストリビューターとして展開を支援する体制を整えた。
Zero Trust エージェンティックAI Securityの主な特長

AccuKnoxは、AIモデルやAIエージェント、アプリケーション、API、データ、Kubernetes基盤までを包括的に可視化・保護するプラットフォームである。
- AIモデルやAIエージェントを可視化し、「シャドーAI」を把握:組織内で利用されているAI資産を継続的に検出し、管理部門が把握していない環境を可視化することで情報漏洩やガバナンス上のリスク低減を支援する。
- プロンプトインジェクションや機密情報漏洩を防止:入力と出力をリアルタイムに検査する「Prompt Firewall」により、ジェイルブレイクや認証情報・APIキー・個人情報などの機密データを検知し、監視やブロックなどを実行する。
- AIエージェントをゼロトラストで実行・制御:「デフォルト拒否(Default Deny)」を基本とし、許可されたプロセスやツールなどのみへのアクセスを認めることで必要最小限の権限を付与する。
- AIからクラウド/Kubernetes環境まで統合的に保護:AIモデルやエージェントとそれらが稼働する基盤を一元的に可視化・保護し、運用の複雑化や管理負荷の軽減につなげる。
- AIガバナンス・コンプライアンス対応を支援:各種セキュリティフレームワークやコンプライアンス要件への対応を支援し、安全なAI活用とガバナンス強化の両立を図る。
国内市場への展開と両社コメント
TD SYNNEX株式会社は、インフラ、ハイブリッドクラウド、データ、セキュリティ、ネットワーク領域の専門チームを中心に、販売パートナーへの製品・技術情報の提供やプリセールス支援を一貫して提供する。
AccuKnox Inc.のVP Sales, Japanを務めるJohn Kirch氏は、企業のセキュリティが転換点を迎えるなか、TD SYNNEX株式会社のパートナーネットワークや知見と自社の技術を組み合わせ、日本企業の安全なAI導入と活用を支援していくと述べている。
また、TD SYNNEX株式会社のアドバンスドソリューション部門 プロダクトマネジメント本部 本部長である野村 由貴は、AIがアクセスするシステムや基盤まで含めて保護する視点が不可欠であるとし、国内の顧客やパートナーへソリューションを提供することで新しいセキュリティ環境の構築に貢献していくとしている。
TD SYNNEX株式会社について
- 代表取締役社長:國持 重隆
- 本社所在地:東京
- 親会社:米国TD SYNNEX Corporation
- 事業概要:世界100カ国、取引メーカー数1500社を超えるグローバルネットワークを持つソリューションアグリゲーター
- 公式サイト:https://jp.tdsynnex.com/
本記事はTD SYNNEX株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



