GROOVE Xとカルテ庫が業務提携 LOVOT活用の新事業KarBo展開へ
GROOVE X 株式会社は、株式会社カルテ庫と業務提携を行う。この提携により、株式会社カルテ庫の新事業「KarBo(カルボ)」において、家族型ロボット『LOVOT[らぼっと]』が活用される。両社は日常のふれあいを通じて利用者の健康状態を把握する「無意識の健康」の実現を目指し、第一弾として介護領域から展開する方針だ。
両社が掲げる「無意識の健康」とは、健康管理のために特別な行動をするのではなく、好きなことをしていたら結果として健康につながるという新しい健康体験を指す。この取り組みにおいて、日常の接点を担うのが『LOVOT』となる。
『LOVOT』は人との愛着形成を重視して設計されており、全国で2万体以上が家庭や介護・医療機関等で迎えられている。3年後継続率は約90%、月次解約率は約0.4%となっており、数百人を見分け記憶する高い顔認識技術などを備えている。
一方の株式会社カルテ庫は、PHR(Personal Health Record)サービス「カルテコ(KarteCo)」を中心に、健診・診療データ、AIによる疾患予測、センシング技術などを活用した健康DX基盤を担う。

KarBoでは、『LOVOT』を抱っこする、話しかける、世話をするといった日常的なふれあいの中で、『LOVOT』のカメラ映像をもとにPHR「カルテコ」が心拍数や呼吸数などを取得・分析する。この健康データと健診・診療などのデータを利用者本人の同意に基づいてPHR「カルテコ」に蓄積し、AIで状態を解析する。解析結果は『LOVOT』やスマートフォン、PCなどを通じて本人や家族、介護スタッフなどの次の行動につなげる仕組みの構築を図る。
なお、センシングデータの解析はPHR「カルテコ」にて実施され、利用者の依頼・同意に基づくサービスとなる。同意がない場合、カメラ映像の解析は実施されない。また、本サービスは医療行為・診断を目的とするものではないとしている。
利用者と介護者の双方に負担のない見守りを推進

高齢化の進展に伴い、健康寿命の延伸や介護人材不足への対応が課題となる中、センサーやIoTを活用した見守りへの期待が高まっている。一方で、測定機器の操作や記録の負担、カメラによる見守りで「監視されている」と感じることによる導入や継続の難しさも存在する。
『LOVOT』はすでに介護施設や福祉分野で活用されており、利用者の発話や笑顔の増加、認知機能の低下抑制が示唆する結果などが報告されている。KarBoでは、利用者が触れ合いを楽しみながら、家族や介護スタッフが健康状態の変化に気づきやすくなる見守りの実現を目指す。
社会の多様な場面へ向けたパートナー連携
GROOVE X 株式会社は、介護領域での取り組みを第一弾として、『LOVOT』が持つ人と関係を築く力を医療、健康経営、美容、教育、自治体など社会のさまざまな場面で活かすパートナー連携を進めていくとしている。
事業および企業概要
新事業の概要は以下の通り。
- 事業名:KarBo(カルボ)
- 提供領域:介護
- 提供内容:LOVOTとの自然な触れ合いを入口に、PHR、AI、センシング技術を活用し、「無意識の健康」の実現を目指す健康DXプラットフォーム
- 提供元:株式会社カルテ庫
両社の概要は以下の通り。
株式会社カルテ庫
- 所在地:東京都中央区八重洲二丁目8-8 大星八重洲ビル5階
- 設立日:2025年12月17日
- 代表者:代表取締役 岩崎博之
- 事業内容:PHRサービス、健康DX事業、AI・センシング技術を活用した健康支援プラットフォームの企画・開発・運営
- URL:https://www.karteco.co.jp/
GROOVE X 株式会社
- 所在地:東京都中央区日本橋浜町 3-42-3 住友不動産浜町ビル
- 設立日:2015年11月2日
- 代表者:代表取締役 林要
- 事業内容:『LOVOT[らぼっと]』開発事業
- URL:https://groove-x.com/
本記事はGROOVE X 株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



