Uber Eats、大阪市でデリバリーロボットによる配達を開始
Uber Eats Japan合同会社は2024年11月14日から、大阪市内の一部地域でデリバリーロボットを使用した配達サービスを開始すると発表した。これは東京に続き、全国で2都市目の展開となる。
大阪市では現在、大阪駅北地区「うめきたエリア」を中心に大規模な再開発が進められており、今後も住民や観光客の流入が期待されている。さらに、2025年の大阪・関西万博には国内外から約2,820万人の来場が見込まれている。Uber Eats Japanでは、すでに多くの加盟店や注文者が集まり、今後も配達需要の増加が予想される「うめきたエリア」を中心に、自律走行ロボットを新たな配達手段として導入し、地域の利便性向上を図る。
使用されるCartken製のデリバリーロボットは、高度なAIモデルやアルゴリズムを活用した物体検知技術、自律走行性能、遠隔操作機能などを備えており、道路交通法に定める遠隔操作型小型車として最高時速5.4kmで歩道等を安全に走行する。運用・保守管理を担当するメルコモビリティーソリューションズの夜間走行許可取得により、大阪市内では導入時点から夜間の配達も可能となる。ロボットには周囲360度から目視可能なライトや音声案内機能が備わっており、歩行者や自転車からの視認性を確保している。
サービス開始時点で、大阪市内のデリバリーロボット対応加盟店は5店舗が予定されている。Uber Eats Japanの中川晋太郎代表は、「大阪は関西地域で最もUber Eatsの利用が多い重要な都市であり、今後も万博開催に向けて国内外から多くの観光客の流入が期待される。夜間を含め、配達需要が高まる時間帯においてもデリバリーロボットを活用し、Uber Eatsをご利用いただけるよう準備する」とコメントしている。
Uber Eats Japanは、大阪と東京でのデリバリーロボット活用を通じて、今後もサービスの拡充に努めていく方針だ。