株式会社バケットが展開する「デジタル城下町プロジェクト」に、岐阜県中津川市の苗木城が参加することが決定した。同プロジェクトは、全国のお城・自治体とお城ファンをつなぐWeb3型の地域創生プロジェクトだ。

バケットは今年3月、岐阜を本拠地とする株式会社電算システム（DSK）と基本合意書を締結しており、「苗木城デジタル城下町民証」の発行・配布はその協業一号案件となる。

配布開始日の5月6日には、DSKがスポンサーを務めるイベント「DSK 電算システムサンクスマッチ」の会場に「苗木城デジタル城下町民証」の受付ブースが設置され、来場者に無料で城下町民証が発行・配布される予定だ。

「デジタル城下町プロジェクト」では、全国の城郭を持つ自治体等と連携し、各お城で限定1万枚の「デジタル城下町民証」を発行。お城ファンを中心とする最大1万人に城下町民証を配布し、専用SNSアプリでコミュニティを形成する。

アプリには全国200城の「登城記録」を残せる機能や「城活」を報告できる機能などが備わっており、お城ファンが気軽にコミュニケーションを楽しめる場となっている。また、アプリとデジタル城下町民証を連携することで、登城・プロジェクトへの支援時に城下町民証をグレードアップすることが可能だ。

さらに今後は、「デジタル城下町プロジェクト」に参加する自治体が、地域のイベント情報などをコミュニティに対して発信できる機能を追加予定とのこと。全国のお城ファンで構成されるコミュニティへ効率的に情報を届けることで、地域の歴史文化・自然・観光資源の「ファン」を増やし、地域活性化に活用できるプラットフォームになることを目指している。

なお、「デジタル城下町プロジェクト」では、公益財団法人日本城郭協会が定める「日本100名城」「続日本100名城」の計200城を対象に、本プロジェクトにご参加いただく自治体の一般募集を開始している。