eWeLL、訪問看護専用の求人情報サイト カエドキ を2026年10月提供へ
在宅医療向けDXを推進する株式会社eWeLLは、訪問看護ステーション専用の求人情報サイト「カエドキ」を2026年10月から提供する。求人掲載から採用に至るまで、事業所および求職者の利用料は0円となっている。採用費用の負担軽減と職場情報の事前開示により、訪問看護分野における人材の定着を促す狙いだ。

採用費の高騰と早期離職が課題に
訪問看護分野では採用競争が激化しており、訪問看護ステーションの求人倍率は4.54倍と看護職の就業先別で最も高く、市場全体の2.51倍を大きく上回っている(※1)。また、介護保険制度における訪問看護事業所数は20,051事業所(2026年4月末時点、※2)に達している。
一方で、独立行政法人福祉医療機構の病院向け調査によると、看護師の累積離職率は3か月以内で7.6%、6か月以内で12.6%となっている(※3)。さらに看護師1人あたりの人材紹介手数料は平均76.0万円、中央値80万円、最大124万円に上る(※3)。広告費や紹介手数料といった採用費の膨張が、教育や処遇改善などの職場環境への投資を圧迫し、魅力が伝わらないままさらなる採用費が必要になるという悪循環が指摘されている。
職場情報の事前開示と直接対話でミスマッチを防ぐ

カエドキでは、求人掲載から採用まで事業所・求職者ともに利用料がかからない。訪問看護専用電子カルテ「iBow」の契約有無に関わらず、全国の訪問看護ステーションが利用できる。
サービスの主な特徴は以下の通りである。

- 「安心宣言」による職場実態の開示:職場の写真や職員紹介、勤務時間、教育・フォロー体制、残業時間、スタッフ構成などを事前に公開する。求人公開には安心宣言へのチェックと給与・業務内容の正確な掲載確認が必須となる。
- 直接対話の仕組み:人材紹介会社のような仲介を行わず、応募後は求職者と事業所がメッセージ機能で直接やり取りを行う。

対象職種は看護師のほか、理学療法士・作業療法士・事務職などを予定している。
電子カルテ事業を基盤に利用料0円を実現
利用料0円で提供できる背景には、eWeLLの既存事業モデルがある。同社が提供する「iBow」は月額基本料18,000円に加え、訪問1件あたり100円の従量課金を採用している。カエドキを通じてステーションの人員や訪問件数が増加することで、利用者の事業成長とともに同社の収益も伸びる循環を見込む。同社は2026年6月末時点で、全国3,736の契約訪問看護ステーション(※4)、6万8千人以上の看護師等(※5)の利用基盤を持つ。


eWeLL代表取締役社長の中野剛人氏は、採用にかけていた費用を働く人と職場環境のために使える業界を目指すことで、在宅療養者へのより良いケアにつながるとの考えを示している。
10月の展示会でサービス画面を公開予定
eWeLLは、2026年10月7日(水)から9日(金)まで幕張メッセで開催される「第9回 メディカル ジャパン【東京】」に出展し、カエドキの求人登録画面や求人情報画面を展示する。
- 展示会名:第9回 メディカル ジャパン【東京】
- 会期:2026年10月7日(水)〜9日(金)10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1〜3
- ブース番号:3-6
株式会社eWeLL 概要

- 社名:株式会社eWeLL
- 上場市場:東京証券取引所グロース(5038)
- 代表者:代表取締役社長 中野剛人
- 本社:大阪市中央区久太郎町4-1-3 13F
- 設立:2012年6月11日
- 事業内容:在宅医療分野における業務支援事業(「iBow」等のSaaS型業務支援ツールの提供、診療報酬請求業務代行サービスなど)
- 公式サイト:https://ewell.co.jp

※1 日本看護協会「2024年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」関連資料。 ※2 一般社団法人 全国訪問看護事業協会発表「令和8年度訪問看護ステーション数調査結果」(2026年4月1日時点)。 ※3 独立行政法人福祉医療機構「『病院の人材紹介手数料』に関するアンケート調査」(2020年)。病院を対象とした調査であり、訪問看護ステーション固有の数値ではありません。 ※4 2026年6月末時点におけるiBowの稼働中ST数、AO済ST数およびAO開設中ST数の合計数。 ※5 看護師等ご利用人数は、2026年6月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。

本記事は株式会社eWeLLの発表をもとに作成しています。
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