YAMABISHIの蓄電システムがJC-STAR★1適合ラベルを取得
株式会社YAMABISHIは、公共・産業用 自家消費向けオールインワン蓄電システム「YRWシリーズ PEモデル」において、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)※1」の★1(レベル1)適合ラベルを取得しました。登録番号は26090600003603で、取得日は2026年9月9日です。
JC-STAR取得の背景と製品の適合情報
JC-STARは、経済産業省主導のもとで独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運営し、IoT製品に求められるセキュリティ要件への適合状況を共通基準に基づいてラベルで可視化する制度です。電力広域的運営推進機関(OCCTO)では、太陽光発電および蓄電システムについて、2027年4月から特高・高圧、2027年10月から低圧の系統連系にあたり、IP通信機能を有する機器(PCS、BMS、EMS等)を対象にJC-STAR★1の取得を要件化することが整理されています。
今回適合ラベルを取得した「YRWシリーズ PEモデル」は、屋内/屋外設置、三相/単相三線の各モデル共通で、エリーパワー株式会社製の国内製リン酸鉄リチウムイオン蓄電池を搭載しています。
YRWシリーズにおけるセキュリティへの取り組み
YRWシリーズは2014年の発売当初から、PCSをはじめとするシステム内部の機器をIPネットワークで接続し、3G/LTEによる遠隔監視・遠隔メンテナンス・遠隔ソフトウェア更新に対応するIoT型の蓄電システムとして提供されてきました。
今回、同シリーズで従来から採用してきたセキュリティ設計や運用についてJC-STAR★1基準への適合性を改めて確認し、適合ラベルを取得しました。同社は今後も製品ライフサイクルを通じた継続的なセキュリティ対策に取り組むとしています。



自家消費に必要な機器をオールインワンで内蔵
「YRWシリーズ PEモデル」は、太陽光発電と蓄電池による自家消費に必要な機器をオールインワンで内蔵しており、資材調達や施工等の導入負担を低減します。パワーコンディショナと蓄電池はともに国内製を採用しています。
内蔵する機器や機能は以下の通りです。
- パワーコンディショナ:太陽光発電と蓄電池を併用するハイブリッド型パワーコンディショナ
- 太陽光発電コンバータ:太陽光発電を最大限活用できるMPPT方式※3直流リンク型コンバータ
- 蓄電池:長寿命で高性能の国内製リン酸鉄リチウムイオン蓄電池
- 運用制御ソフト:SmartSC※4/ピークカット/ピークシフト/手動設定/防災モード
- 計測監視ソフト:運用状況や導入効果を可視化する「WEBみえる化システム」標準搭載
- 遠隔監視LTEモデム:5年間無償でYAMABISHIの遠隔監視サービスを提供
※3 最大電力点追従方式。太陽光発電の出力を最大化できる最適な電流×電圧の値を自動で求めることができる制御。 ※4 YAMABISHIが独自開発した太陽光発電と蓄電池による自家消費の効果を最大化する運用モード。36時間先までの発電予測と消費予測に基づいて、蓄電池の充放電量を自動で最適化(2020年特許取得)。


今後の展望
今回の適合ラベル取得により「YRWシリーズ PEモデル」は、2027年4月以降の特高・高圧、2027年10月以降の低圧において、JC-STAR★1要件が適用される系統連系案件にも対応可能となります。また、同社は「YRWシリーズ PEモデル」以外のラインナップについても、引き続きJC-STAR★1申請に向けた準備を進める方針です。
本記事は株式会社YAMABISHIおよび電力広域的運営推進機関(OCCTO)の公表情報をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



