カーブジェンらの血液がん・免疫疾患向けAI開発、経産省Go-Tech事業に採択
カーブジェン株式会社、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター、公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団の3者が共同で推進する「血液がん・免疫疾患の免疫プロファイル解釈を自動化するAIの開発」が、経済産業省の「令和8年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」に採択された。
本研究開発は、木原記念財団を事業管理機関、カーブジェンを主たる中小企業者等とし、大阪国際がんセンター 血液内科の藤重夫副部長と連携して推進される。

採択事業の体制と概要
本事業は、経済産業省関東経済産業局が実施する「令和8年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)通常枠」において採択された。
研究開発計画名は「血液がん・免疫疾患の免疫プロファイル解釈を自動化するAIの開発」となっており、事業管理機関を公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団、主たる中小企業者等をカーブジェン株式会社、連携機関を地方独立行政法人大阪府立病院機構が務める体制で進められる。
免疫プロファイル解析における背景と課題
血液がんや免疫疾患の領域では、細胞表面の多数のマーカーを同時に測定して細胞の種類や性質をとらえる免疫プロファイル解析が、病態の理解や研究の基盤となっている。近年は測定可能なマーカー数が増加し、一つの検体から得られるデータが高次元かつ大規模になっている。
一方で、データの解釈は専門知識と経験を持つ担当者による目視判断への依存が大きく、判断の再現性確保や解釈に要する時間、担い手の確保が課題となっている。その結果、蓄積された豊富なデータが十分に活用されないままにとどまることも少なくないとされている。
AIによる解析自動化と今後の展開
今回の研究開発では、免疫プロファイルデータの解釈プロセスを構造化し、AIによって自動化・支援する技術基盤の確立に取り組む。多次元測定データから細胞集団を客観的に分類・可視化して再現性のある形で結果を提示することにより、研究および解析業務の効率化と標準化への貢献を目指すとしている。
カーブジェンは感染症・微生物領域で培ってきたAI画像解析技術を基盤に、医療・ヘルスケアを含むライフサイエンス領域全体へソリューションの適用範囲を広げており、本事業を通じて産官学連携・共創による社会実装を進めていく方針を示している。
カーブジェン株式会社は、AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向けソリューションの開発・提供を行っている企業である。東京都渋谷区神南一丁目5番13号に本社を置き、代表取締役は中島正和氏が務める。プログラム医療機器(SaMD)の承認取得をはじめとする技術を通じて、ライフサイエンス分野の診断支援や研究の効率化などを推進している。
- 会社名:カーブジェン株式会社(英語:CarbGeM Inc.)
- 代表者:代表取締役 中島正和
- 本社所在地:東京都渋谷区神南一丁目5番13号
- 設立:2021年3月
- 事業内容:AIとバイオテクノロジーを活用したライフサイエンス分野向けソリューションの開発・提供
- 公式サイト:https://carbgem.com/
本記事はカーブジェン株式会社の発表および経済産業省関東経済産業局の公表情報をもとに作成。
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