アンリツ、60 GHz帯レーダー向け検査環境を2026年10月に提供へ
アンリツ株式会社は、株式会社キャンドックスシステムズとの協業により、60 GHz帯レーダー・センサー製品向けのチャンバーレス量産検査ソリューションを2026年10月より提供開始します。大型電波暗室(チャンバー)を用いずに日本電波法の認証試験との相関性を確保した量産検査環境の構築を支援するものです。測定結果と日本電波法の認証試験方法による測定結果との差分算出にあたっては、第三者認証機関であるテュフ ラインランド ジャパン株式会社の試験所で測定を実施し、両測定値の相関が取れたことが確認されています。
開発の背景と課題
60 GHz帯レーダー・センサーは、生体検知、移動体検知、防犯用途、産業機器など幅広い分野で活用が進み、市場が拡大しています。一方で、量産化の進展に伴い、検査設備の設置スペースや設備投資の抑制に加え、日本電波法の認証試験との相関性を確保した量産検査環境の構築が課題となっていました。
協業によるソリューションの概要
今回の協業では、アンリツ株式会社のシグナルアナライザを中核としたミリ波測定ソリューションに、株式会社キャンドックスシステムズの60 GHz帯対応近傍界プローブを活用した量産検査向け測定環境を提供します。
日本電波法の認証試験に用いる遠方界測定結果と本ソリューションによる測定結果を比較評価し、その差分情報を提供することで認証試験との比較検討を支援します。大型の電波暗室を用いることなく量産ラインに導入しやすい測定環境を構築できるため、検査設備の省スペース化、導入および運用コストの抑制、生産性向上を実現できるとしています。
アンリツ株式会社は本協業を通じて、60 GHz帯レーダー・センサー製品の日本電波法の認証から量産検査までを支援し、量産立ち上げ期間の短縮や生産性向上、品質の確保に貢献する方針です。
今後の展開と関連企業
本ソリューションは、2026年11月に開催されるMWE2026に出展される予定です。
協業および測定協力に関わる企業の概要は以下の通りです。
- 株式会社キャンドックスシステムズ:高周波・ミリ波帯向けアンテナおよびRFソリューションを提供する技術企業。独自の近傍界プローブ技術を通じて次世代無線通信・ミリ波レーダー市場の発展を支援している。
- テュフ ラインランド ジャパン株式会社:ドイツに本拠を置く第三者認証機関 TÜV Rheinland Group の日本法人。製品安全試験、認証サービス、品質保証サービスを提供している。
本記事はアンリツ株式会社の発表をもとに作成しています。
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