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西尾レントオール、グラングリーン大阪で生成AI活用スケボー検知の実証実験を実施

ニシオホールディングス株式会社傘下の西尾レントオール株式会社は、グラングリーン大阪において、株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルとの協業により開発した生成AI(LLM)活用型のスケートボーダー検知システム「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」の実証実験を実施しました。一般社団法人うめきたMMOが運営する「MIDORIパートナー制度」にメジャーパートナーとして参画する同社が、公共空間での実運用データを蓄積しながら検証を行ったものです。

公共空間の迷惑行為対策と実証の背景

スケートボード禁止区域に定められた公共空間やオープンスペースでは、スケートボード走行による迷惑行為や危険行為が確認されており、管理者における利用者の安全確保と施設保全が課題となっていました。

グラングリーン大阪は、大阪府・大阪市が推進する「大阪スマートシティ戦略」の先導的プロジェクトの一つに位置づけられており、「うめきた2期地区等スマートシティ形成協議会」のもとで官民連携によるスマートシティの実装が進められています。こうした取り組みの中で提案された「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」は、「令和7年度スマートシティ実装化支援事業」に採択されました。

同システムは、2025年6月に株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルと独自のLLM推論エンジンを用いて開発されたもので、大阪市住之江区にある西尾レントオール株式会社のR&D国際交流センター(咲洲R&D国際交流センター)での実証設置を経て、同年10月よりレンタル提供が開始されました。これまでは比較的人通りの少ない私有地などでの運用実績が中心であり、人通りの多い公共空間での使用は今回が初めての試みとなりました。

実証実験はグラングリーン大阪の一部エリアを対象に、2026年1月~2026年4月の期間で実施され、検証結果を踏まえて現在も継続されています。

システムは、施設内に設置したカメラ映像をクラウドへ送信し、クラウド上の生成AI(LLM)がスケートボーダーの滑走行為をリアルタイムに認識する仕組みです。検知後は、現地スピーカーから警告音声を再生することで即時撤退や再発防止を促すとともに、画像・動画付きメールで管理者へ自動通知します。

検知精度の向上と発生件数減少の成果

稼働当初は人影を誤認する課題があり、特に夜間は63日間で20件の誤検知が発生していました。しかし、複数回にわたる検知ロジックの改善を経て、検知精度は41.8%から83.5%まで向上し、夜間の誤検知も最後の22日間で3件まで大幅減少しました(2026年4月末時点)。

また、2月27日より警告音声機能の運用を開始したところ、スケートボード走行の発生件数は2月の71件から3月は55件、4月には0件まで減少し、一定の抑止効果が確認されました。期間中の月別データは以下の通りです。

  • 1月:正検出15件、誤検出8件、検出数23件、精度0.652
  • 2月:正検出71件、誤検出23件、検出数94件、精度0.755
  • 3月:正検出55件、誤検出11件、検出数66件、精度0.833
  • 4月:正検出0件、誤検出6件、検出数6件、精度0
  • 合計:正検出141件、誤検出48件、検出数189件、精度0.746

実証で得られた知見と今後の展開

天候や照度、人流量が多様に変化する都市環境であるグラングリーン大阪での運用を通じて、影や夜間照明による誤検知パターンの収集とロジック改善が進み、システムの検知精度と安定性が向上しました。

西尾レントオール株式会社(代表取締役社長:西尾公志)は、今回の実証実験で得られた知見をもとに「NoSkate Ai(ノースケートアイ)」の機能改善や機能拡張を継続し、自治体、公園・道路・施設管理者、商業施設、建設・物流現場など幅広い分野への導入提案を加速するとしています。グラングリーン大阪においても、一般社団法人うめきたMMOと連携しながら本システムの活用を進めていく方針です。

本記事は西尾レントオール株式会社の発表をもとに作成されています。

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