長期休暇前の業務懸念とRPA活用の実態

株式会社LIVERSEが、100人以上の企業に勤める従業員を対象に、「GW(連休)前後における業務への懸念」に関する調査を実施した。調査の結果、長期休暇時は『休暇前にタスクが終わらない』といった懸念を感じている人が多いことが判明した。

調査対象者の半数以上が、2024年のゴールデンウィークは旅行に行く予定だと回答。一方で、休暇前に完了しなければいけないタスクが終わらないことや、休暇後にやる気が起きないこと、休暇中にタスクが溜まってしまうことなどを懸念している人が多かった。

RPA(Robotic Process Automation)ツールの活用状況については、半数以上がデータ収集に利用していると回答。また、8割以上が導入しているRPAツールに満足していると答えた。しかし、『機能が十分ではない』『操作方法が難しい、使いこなせない』といった不満を感じている人も一定数いることが明らかになった。

RPAツールをより使いこなすためには、『社内での活用促進』『マニュアルの作成』『メーカーのサポート』が必要だと考える人が多数を占めた。RPAツール導入のメリットとしては、『ヒューマンエラーの減少』が最も多く、次いで『業務量・残業が減った』『業務内容のクオリティが上がった』と続いた。

今後、RPAツールに期待する成果としては、事務負担の軽減や生産性の向上、コストバランスの改善などが挙げられた。また、8割の人が現状の用途以外でもRPAツールの活用の可能性を感じていることが分かった。

RPAツールを上手く活用することで、長期休暇時の業務への懸念も解消され、業務効率化や生産性向上につながる可能性がある。