商工中金が支援、山田製作所と印JK Fennerが戦略的関係構築 初の協業事例
株式会社商工組合中央金庫(商工中金)は、自動車部品メーカーの株式会社山田製作所と、インドの自動車部品メーカーであるJ.K. Fenner (India) Limited(JK Fenner社)の協業に向けた取組みを支援しました。両社は協議を重ね、2026年10月1日に戦略的関係を構築したことを発表しました。商工中金が支援するインド進出・協業案件の中で、紹介したインド企業との協業に至った初の事例となります。
商工中金によるインド進出支援の体制強化
商工中金は、インドを経済的に重要な戦略地域の一つと位置付け、中小企業のインド進出支援を強化しています。インドでは人口増加や経済成長を背景に幅広い産業で市場拡大が見込まれる一方、進出や現地企業との協業には情報収集や協業先の確保、資金調達などの課題が存在します。
これらに対応するため、商工中金は2026年5月に社員1名をハリヤナ州グルガオンへ配置し、情報収集やマッチング支援を行う体制を強化しました。現在、自動車部品サプライヤーを中心とする約10社に対し、情報提供やインド企業との引き合わせ、事業計画に応じた金融面での支援を実施しています。
山田製作所とJK Fenner社による戦略的関係の構築
群馬県伊勢崎市に本社を置く山田製作所は、自動車向けのオイルポンプやウォーターポンプ、トランスミッション用油圧制御部品、ステアリングコラムなどを手掛ける自動車部品メーカーで、インド市場での事業機会拡大を見据えて協業を検討していました。
一方、JK Fenner社はタミル・ナードゥ州チェンナイに拠点を置き、自動車向け部品や産業用部品の設計・開発・製造を手掛けるインド企業です。商工中金が製品分野の親和性などを勘案してJK Fenner社を紹介し、面談や情報交換のフォローを通じて協議が進展しました。
構築された戦略的関係において、自動車向けオイルポンプやウォーターポンプの開発を山田製作所が担い、インドでの生産をJK Fenner社が担うことが想定されています。
今後の展開
両社は本件を契機に、インド自動車市場向け先進技術製品の現地化をはじめ、事業拡大に向けた幅広い協業を推進していく予定です。
商工中金は、両社の協議を引き続き支援するとともに、外国送金などの金融面での支援も検討するとしています。また、今後も蓄積したネットワークや知見を活用し、中小企業のインド進出や現地企業との協業を金融・非金融の両面から支援していく方針です。
両社の概要
株式会社山田製作所
- 所在地:群馬県伊勢崎市香林町2-1296
- 代表者:佐藤 賢
- 業種:四輪車用機能部品の開発・製造
- 資本金:20億円
- 従業員数:1,250名(2026年3 月現在)
- 設立:1946年2月
J.K. Fenner (India) Limited
- 所在地:Khivraj Complex Ⅱ, V Floor, 480, Anna Salai, Nandanam, Chennai
- 代表者:ジャガプリヤン・ゴビンダラジャン
- 業種:四輪車、産業機械部品の開発・製造
- 設立:1992年4月
本記事は株式会社商工組合中央金庫の発表をもとに作成されています。
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