エステーと100plus、サウナで地域活性化へ
エステー株式会社は、医学博士で日本サウナ学会の理事である加藤容崇氏が代表を務める株式会社100plusと共同で、ウェルネス事業における地域経済活性化を目的としたプロジェクト『Nippon Notes』を2024年10月より開始した。
本プロジェクトでは、「地産地消」をテーマに、サウナのロウリュ(ストーブの上で熱したサウナストーンにアロマ水等をかけ、蒸気を発生させる行為)に使用するアロマ水に、地域固有の森林資源や農産物を活用した『かおり』を使用する。各地方の温浴施設や宿泊施設等での利用・販売を通して地域の活性化を図るとともに、かおりに含まれる成分の効果にも着目し、健康への影響に対する検証を行う。
また、かおりの抽出プロセスにおいては廃棄物などの未利用資源を有効利用する手法を取り入れ、持続可能な社会の実現を目指すSDGsにも積極的に貢献する。
エステーの長年に渡るかおりに関する知見と株式会社100plusの革新的なアイデアを組み合わせることで、地域固有のかおりを軸とした新しいサウナ体験を提供し、各地域の魅力を国内外に広く発信することで、地域活性化の一助となることを目指している。
エステーでは、中長期の成長テーマとして策定した中期経営計画「SMILE 2027」において、”かおり×ウェルネス×グローバル”を掲げており、今後はウェルネス領域で社会課題を解決するための新たな事業の創出を進め、日用品の領域を超えるこころの安らぐ健やかな生活を実現する製品・サービスを提供し、笑顔のある豊かな人生を過ごすことに貢献できることを目指している。
今回の株式会社100plusとの共同プロジェクトをはじめ、今後も香りを通じて地域活性化を推進していくことで、ビジョンを実現していく考えだ。