小金井市と東京ガス、脱炭素で連携
小金井市と東京ガスは2024年7月22日、カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定を締結した。小金井市は2022年1月に「小金井市気候非常事態宣言」を発表し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティの実現に向けて取り組んでいる。
この協定では、カーボンニュートラルのまちづくりに向けたトータルコーディネート、エネルギーの地産地消、低炭素エネルギーの調達やエネルギーデータの活用、地域のレジリエンス強化、学校等における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動、専門的人材の支援や情報発信などについて連携していく。
小金井市の白井亨市長は、東京ガスの知見を借りて緊密な相互連携に基づいた取組を実施できることを心強く思うと述べた。ゼロカーボンシティの実現には多様な主体が力を合わせる必要があり、市・市民・事業者等が連携・協働を進めていくという。
東京ガスの小西雅子常務執行役員は、多くの企業・自治体との協業を通じてカーボンニュートラル社会の実現に向けた取組を進めていると述べた。昨年11月には、エネルギーの枠を超えて課題を解決するソリューションブランド「IGNITURE」を立ち上げている。小金井市とはこれまでも防災のイベントなどで連携を深めており、今後も地域課題の解決および持続可能なまちづくりに取り組んでいくとしている。