株式会社GARDE、NYで野田正明の個展を2026年10月より開催へ
株式会社GARDEは、同社が手掛けるアートギャラリーGOCA by Gardeにて、現代アーティスト野田正明による個展「FROM FORM TO FORCE」を2026年10月8日から11月5日まで開催する。
本展は、1977年に渡米して以来ニューヨークを拠点に活動を続ける野田の約半世紀にわたる創作の軌跡を紹介する展覧会となる。会場では、本展のために制作された鋳造ステンレス・スチールによる彫刻と絵画の新作を中心に、1970年代の版画から現在に至るまでの表現が公開される。
形態から力への変遷をたどる表現の歩み
展覧会タイトルの「FROM FORM TO FORCE」は、野田の創作を約半世紀にわたり貫いてきた、形態(Form)から力(Force)への変化を表している。
その出発点となったのは幾何学的な形態の構成であり、1970年代のシルクスクリーン連作「Expression」では多色刷りを重ねて色彩の層の中に形態を沈め、浮上させる技法を確立した。1977年の渡米以降は形態に動きが加わり、水彩による《Gravity》(1981年)では画面を横切る力線が形態を牽引し、《Forefront》(1994年)では複数の層の間で形態が衝突と拮抗を演じる展開へと進んだ。
世界各地に恒久設置される公共彫刻の展開
野田は、京都府の京阪・宇治駅に設置されたステンドグラス《Rising to the Firmament》(1997年)で光と色彩の関係を検証したのち、2000年代以降は鏡面のステンレス・スチールを主要な素材とした彫刻制作を行ってきた。大阪の金属加工工場との四半世紀に及ぶ協働を通じ、曲面が周囲の空や建築を映し込む角度を実測により割り出す独自の制作手法を築いている。




これまでに、中国・深圳美術館の《Perpetual Flight VI: The Rising to the Firmament》(2003年、高さ3.5m)、ギリシャ・デルフィのアポロ神殿に隣接するヨーロッパ文化センターの《Apollo’s Mirror》(2005年、高さ3.8m)、マラソン競技場に設置された《The Spirit of Hermes》(2010年、高さ5m)、ギリシャ・レフカダの《Lafcadio Hearn: Odyssey of an Open Mind》(2014年、高さ2.2m)、東京・新宿区の小泉八雲記念公園の《Eternity: Resting Place of Lafcadio Hearn》(2019年、高さ2.8m)など、ギリシャ、中国、モンゴル、アメリカ、日本の各都市に公共彫刻が恒久設置されている。
鋳造ステンレス・スチールの新作彫刻と絵画を公開
本展では、世界各地に設置してきたモニュメント彫刻のモデルに加え、新作の鋳造ステンレス・スチール彫刻が発表される。新作彫刻は従来の鍛造では難しかった複雑な内部空間を構成しており、鏡面が周囲の光を取り込むと同時に内部で光を繰り返し反射させる構造を持つ。
あわせて「Evolution」「Spiral Interaction」の各シリーズの絵画も展示され、透明感のある色彩の層を通じて光と空間によるエネルギーの可視化が平面上で展開される。
野田は本展について、自身の半世紀におよぶキャリアの集大成として位置付け、彫刻と絵画の対比から生まれる新たな息吹を感じてほしいとしている。
展覧会の開催概要
- タイトル:野田正明「FROM FORM TO FORCE」
- 会期:2026年10月8日(木)~11月5日(木)
- 会場:GOCA by Garde(住所:515 W 23rd St, New York, NY 10011)
- 入場料:無料
- 公式サイト:https://www.goca.gallery/
本記事は株式会社GARDEの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



