センシフィア、2027年春発売の土壌水分センサー実機を農業WEEKに出展へ
株式会社センシフィアは、2026年10月7日(水)から9日(金)まで幕張メッセで開催される「第16回 農業WEEK(J-AGRI TOKYO)」に出展する。会場のブースでは、2027年春の発売を予定している独自方式(空間周波数領域透過法、SFDT)の土壌水分センサーの実機と最新の開発状況を紹介する。あわせて、パートナー企業である株式会社誠和および株式会社サカタのタネとの連携による根域の水分管理の方向性についても展示を行う。
独自技術を活用した土壌水分センサーの開発と出展背景
作物の収量や品質、安定生産において水管理の重要性が高まる一方、土壌や培地内部の水分状態は外からの把握が難しく、生産者の経験や勘に依存する場面が多い状況がある。
同社は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の通信・IoT技術と、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(ソニー)のRF・センシング技術を融合し、土壌中の空隙や塩分(EC)の影響を受けにくく、長期間にわたり安定した測定が可能な土壌水分センサーの開発を進めている。2026年7月の「施設園芸・植物工場展2026(GPEC)」で試作機を初公開し、2026年6月30日にはスマート農業技術活用促進法に基づく開発供給実施計画の認定を農林水産省から受けた。今回の出展では、生産現場での実証成果や、パートナー企業との連携による灌水管理の全体像を提示する。
実機デモや実証事例を紹介するブースの展示内容
ブースでは、来春発売予定の土壌水分センサー(センサープローブ)の実機展示をはじめ、ロックウール・ヤシガラ培地(ココピート)・培養土での測定デモを実施する。また、測定結果をその場で確認できるポータブルビューワや、空隙の多い培地でも安定測定を可能にする独自SFDT方式の技術紹介を行う。
このほか、プロフェッショナル生産者「匠」の栽培現場における実証事例と実測値の紹介、株式会社誠和および株式会社サカタのタネとの連携紹介パネル展示、開発担当者による技術説明や質疑応答、発売前の実証・導入に関する相談受付を行う。環境・灌漑制御や種苗・栽培コンサルティング、農業資材、計測機器分野におけるソリューションパートナーおよび販売パートナーの募集も実施する予定となっている。
株式会社誠和および株式会社サカタのタネとの連携
同社は、土壌水分センサーを生産現場の灌水管理に活用するため、関連企業との連携を進めている。展示会では以下の2社との取り組みを紹介する。
施設園芸用の環境制御・養液栽培機器を手がける株式会社誠和(本社:栃木県下野市)とは、同社の環境制御・灌水制御の知見と同社の根域センシングを組み合わせ、水分ストレスの見える化と灌水判断の高度化に向けた連携を進める。株式会社誠和 商品開発部 部長の上山 彬一 氏は、センサーの応答を確認したことで土耕栽培の水管理を数値に基づいて判断できる可能性を感じた旨をコメントしている。
株式会社サカタのタネ(本社:神奈川県横浜市)とは、同社の品種・栽培技術の知見と同社のセンシング・データ活用を組み合わせ、品種特性や栽培ステージに応じた根域の水分管理の高度化を目指す。株式会社サカタのタネ ソリューション統括部の村山 雄亮 氏は「サカタのタネが持つ品種・栽培の知見と、センシフィア社のセンシング・データ活用を組み合わせることで、灌水管理の高度化・自動化まで見据えた新しい栽培の仕組みを作れると考えたからです」と連携の背景を述べている。
出展概要と今後の展開
展示会の概要は以下の通りである。
- 展示会名:第16回 農業WEEK(通称:J-AGRI TOKYO)※構成展「第13回 スマート農業EXPO」に出展
- 会期:2026年10月7日(水)〜9日(金) 10:00〜17:00
- 会場:幕張メッセ 展示ホール4〜8(千葉市美浜区中瀬2-1)
- ブース番号:28-42
- 主催:RX Japan合同会社
- 入場:無料(来場事前登録制)
同社は2027年春の土壌水分センサー販売開始に向けて製品開発と実証を進めており、10月15日(木)にはスマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)主催による「CEATEC 2026」のパネルディスカッションに代表取締役社長 CEOの齋藤 透 氏が登壇する予定である。
株式会社センシフィアの概要
- 会社名:株式会社センシフィア
- 所在地:東京都新宿区東五軒町6-22 フロントプレイス飯田橋5階
- 設立日:2026年2月20日
- 事業開始日:2026年4月1日
- 代表者:代表取締役社長 CEO 齋藤 透
- 事業概要:土壌水分センシング技術を用いた水分センサーおよび農業支援サービスの開発、販売、サポートの提供等
本記事は株式会社センシフィアの発表をもとに作成。

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