SYSTRAとダッソー・システムズ、鉄道・インフラ分野のデジタル技術で連携
フランスを拠点とする交通インフラ・エンジニアリング企業のSYSTRA(シストラ)とダッソー・システムズ(Euronext Paris: FR0014003TT8、DSY.PA)は、国際鉄道技術専門見本市「InnoTrans 2026」において、次世代のバーチャルツインを中心としたデジタルエンジニアリング分野で技術連携することを発表した。両社はそれぞれの専門知識を組み合わせ、鉄道・インフラ分野に活用する新たなデジタルサービスを探求し、同分野の発展を支援する。
重要インフラや官民双方のステークホルダーにとってデータの管理、デジタル面での信頼性、技術主権が重要な課題となる中、SYSTRAが持つ業界に関する専門知識とダッソー・システムズの技術力を組み合わせ、両社は新たな価値を生み出すデジタルアプローチの開発に取り組んでいる。交通プロジェクトの複雑化が進む中、バーチャルツインはインフラのライフサイクル全体を通じて、設計、シミュレーション、テスト、最適化、管理を行うための新たな可能性をもたらすとしている。
今回の取り組みは、鉄道分野で多くみられる分断された分析手法から、ステークホルダーが持つデータ、モデル、専門知識を統合した包括的な環境への移行を目指すものだ。これにより課題への理解を深めて関係者間の連携を強化し、プロジェクト初期段階から多様な選択肢の検討や評価、影響予測を可能にすることで、強固で協調的な意思決定を支援する。
また、ダッソー・システムズの3D UNIV+RSES(3Dユニバース)は、現実世界のデータやモデル、ユーザーのデータを保護するよう設計された科学的AIを関連づけることで、バーチャルツイン同士や周辺環境との接続を可能にする。3DEXPERIENCEエージェント型プラットフォームを基盤とし、現実世界での実行前に試行、学習、イノベーションに取り組むことができる環境を提供する。
安全で持続可能なインフラ実現に向けた両社のコメント
SYSTRAのテクニカル&オペレーショナル・パフォーマンス担当シニア・バイス・プレジデントであるプリスカ・フラット氏は、「バーチャルツインは、設計や意思決定の質を高め、資産のライフサイクル全体を通じてお客様を支援する強力なツールです」と述べ、高付加価値なデジタルサービスの開発を通じて持続可能なインフラの実現に貢献する姿勢を示した。
ダッソー・システムズのエネルギー・資源・インフラ業界担当バイス・プレジデントであるコリーヌ・ブロタ氏は、モデリング、シミュレーション、現実世界のデータ、Scientific AIを融合したアプローチに触れ、エンジニアが現実世界で実際に行動する前に試行・学習・イノベーションを実現できるよう支援し、未来のインフラ設計の可能性を拡げていくと説明している。
企業概要
- SYSTRA(シストラ)
- 概要: 公共交通およびモビリティソリューションを専門とするエンジニアリング・コンサルティンググループ。65年以上にわたり交通インフラの構築、改善、近代化を支援
- 規模: 従業員数12,000人、世界80カ国以上でサービスを提供、売上高の80%を海外で創出
- ウェブサイト: systra.com
- ダッソー・システムズ
- 設立: 1981年
- 概要: 3DEXPERIENCEプラットフォームなどを通じ、AIを搭載した科学的根拠に基づくバーチャルツインを提供
- 顧客数: あらゆる規模・業界の39万のお客様
- ウェブサイト: https://www.3ds.com/ja/ (日本語)、https://www.3ds.com/ (英語)
本記事はダッソー・システムズおよびSYSTRAが仏パリにて現地時間2026年9月24日に発表したリリースをもとに作成しました。
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