Aratasがオムロングループから独立 カーライル傘下で本格スタート
Aratas株式会社は、オムロン株式会社が保有していた同社株式がThe Carlyle Group(カーライル)が設立する会社の完全子会社に譲渡されたことに伴い、オムロングループから独立して新たな経営体制のもとで本格的なスタートを切った。オムロン株式会社は引き続き少数株主として株式の一部を保有する。同社は今後、カーライルとの戦略的なパートナーシップのもとで成長に向けた取り組みを加速させるとしている。
5つの柱を軸とした事業展開と組織再編
同社は独立にあたり、事業計画として「成長市場へのフォーカスと受注拡大」「商品・開発力の強化」「グローバル生産・供給力の強化」「中長期の成長機会の探索」「経営・組織の変革」の5つの柱を軸に事業を展開する方針を定めた。
独立に先立つ6月にはグローバル生産・供給力の強化に向けた先行投資としてマレーシア工場の移転・拡充を決定した。また、7月の事業承継時には戦略実行を加速させるため、開発・生産から販売までを統合した5つの事業本部(汎用、アプリモジュール、モビリティ、産機、新業界)へと垂直統合した。産機業界向けについては、今後もオムロン株式会社と連携しながら産機事業本部を設置し、主体的な事業拡大を目指す体制を整えている。
注力市場へのフォーカスと売上目標
今後の注力市場として、エネルギー・マネジメント、モビリティ、デジタル・インフラ、スマート・オートメーションなどの伸長分野を掲げている。
売上高に関しては、従来開示していたオムロングループ向けの内販を除く数値から方針を変更し、2025年度のオムロン株式会社向け売上高を含んだ純外部売上高である約1,600億円をベースとして事業拡大を目指すとしている。
理念とバリューの策定
社名の「Aratas」は、日本語由来の「新たな」と「明日」を掛け合わせたもので、日本発のグローバル企業として新たな価値や未来を切り拓く想いが込められている。同社はミッションとして「私たちの技術で、人の想いと可能性を繋ぎ、新たな明日を創造します。」を掲げる。
ミッション実現に向けた社員の行動指針となるバリューには、志を原動力に高みを目指し続ける「Aspire」、柔軟かつ迅速に対応する「Agile」、先見性を持って一歩先の価値を提供する「Ahead」の3つを定めている。
Aratas株式会社の概要
- 会 社 名:Aratas株式会社
- 所 在 地:京都府京都市
- 代 表 者:代表取締役社長 江崎雅彦
- 設立年月:2026年7月1日
- 事業内容:電子部品、及び、電気機械器具の製造及び販売他
- 資 本 金:10億円(TCG2602株式会社 100%※オムロン株式会社はTCG2602株式会社の親会社であるTCG2601株式会社に対して、議決権保有比率が5%となるよう出資しています)(2026年10月時点)
- U R L:https://www.aratas.com/
- 売 上 高:約1,600億円(オムロングループ向け売り上げ含む2025年度Aratasベース純外部売上高)
- 主要製品:リレー、スイッチ、コネクタ、センサー等
- 生産拠点:8(日本×5, マレーシア, 中華圏×2)(2026年10月時点)
- 営業拠点:30(日本×3, アジア・パシフィック×10, 米州×3, 中華圏×5, 欧州×9)(2026年10月時点)
- 開発拠点:4(京都, 岡山、愛知, 滋賀)(2026年10月時点)
- 製造数量:22億個(年間生産量)(2025年度実績)
- 従業員数:6,000人(海外人員比率65%)(2026年10月時点)
本記事はAratas株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



