ゼンリンなど5社、観光アプリSTLOCALを那覇・浦添エリアへ展開
株式会社ゼンリン、沖縄都市モノレール株式会社、株式会社琉球銀行、TISI株式会社、株式会社ゼンリンインターマップの5社は、沖縄県内における地域交通の利用促進と移動・観光に関する課題解決に向けた連携を強化すると発表した。2026年10月1日より、ゼンリンが提供する観光アプリ「STLOCAL(ストローカル)」の提供エリアに那覇・浦添エリアを追加する。沖縄都市モノレール「ゆいレール」の乗車券をはじめとするデジタルチケット販売などを通じ、観光客や地域住民の移動・周遊促進を目指す。
5社連携の背景と各社の役割
沖縄県では那覇市中心部の交通混雑やレンタカー利用に伴う那覇空港周辺の混雑といった課題が存在する。2019年に設立された「沖縄MaaS協議会」で企画されたデジタルチケット販売を「STLOCAL」で継承し、5社が持つ交通、地図・観光情報、デジタル技術、決済、地域ネットワークの知見や機能を組み合わせて対応する。また、アプリの「スタンプラリー」や「旅のビンゴ」機能で得られる移動情報を活用した行動分析を行い、課題解決や観光消費拡大へ向けた分析・提案を実施する。
各社の役割は以下の通り。
- ゼンリン:事業主体、「STLOCAL」を活用した観光・移動施策の企画、提供
- 沖縄都市モノレール:「STLOCAL」における乗車券販売、電車位置情報の提供
- 琉球銀行:決済環境の提供、県内事業者との連携
- TISI:デジタル技術を活用した観光DX施策の企画・提案、企画検討における支援、知見の提供
- ゼンリンインターマップ:沖縄県内のネットワークを活かした、観光DXに関する営業推進や地域事業者との連携支援
サービス開始時点では、沖縄都市モノレールの24時間券・48時間券をはじめとする交通・観光施設のデジタルチケットを計7事業者と連携して販売する。
取り扱いチケットは以下の通り。
- 沖縄都市モノレール:ゆいレール24時間乗車券、48時間乗車券
- 沖縄バス:定期観光バス
- 東京バス(沖縄営業所):東京バスTK01~04系統フリーパス(1日券~5日券)
- 沖縄エアポートシャトル:沖縄エアポートシャトル2回乗車券(全区間券、恩納村区間券)
- CAVE OKINAWA:神秘の鍾乳洞入場券
- カリー観光:パルコシティシャトル乗車券、北谷ライナー乗車券
- うらび運営共同企業体(浦添市):浦添市美術館常設展観覧券

あわせて、観光施設や名所、飲食店情報のほか、沖縄都市モノレール沿線を中心としたスポットや周遊コースの提案も地図上で行う。
車両位置情報の提供とスタンプラリー企画
沖縄都市モノレールと連携し、ラッピング車両の位置情報を「STLOCAL」上で2027年3月31日(予定)まで提供する。公式の車両位置情報を地図上で確認できるようにすることで、混雑緩和や移動の利便性向上を図る。
また、アプリを活用したデジタルスタンプラリーを展開する。参加者には、沖縄都市モノレールの公式キャラ「ゆっぴー」とBLUE SEALアイスクリーム(フォーモスト ブルーシール株式会社)がコラボしたオリジナルキーホルダー(全20種類)がもらえるカプセルトイへの挑戦権が付与される。カプセルトイは儀保駅、てだこ浦西駅、BLUE SEAL パレットくもじ店の3個所に設置され、全スポットを巡ると抽選でコンプリートセットがてだこ浦西駅で提供される。
「STLOCAL」(https://stlocal.net/)は、観光情報提供やデジタルチケット開発などを通じて地域周遊と観光消費拡大を支援する観光アプリである。2026年9月末時点で九州7県18エリアで展開しており、累計約16万ダウンロード、デジタルチケット約9万枚の販売実績を有する。
今後は、沖縄都市モノレールを起点としたイベントやキャンペーンの実施、地域事業者との連携によるコンテンツ拡充を進めるとともに、移動情報を可視化・分析して施策立案を支援していく方針としている。
本記事は株式会社ゼンリン、沖縄都市モノレール株式会社、株式会社琉球銀行、TISI株式会社、株式会社ゼンリンインターマップの発表をもとに作成。
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