真岡市公式HPに生成AIチャットボット導入 10月1日より提供開始
真岡市は、市民サービスの向上と職員の業務効率化を目的に、公式ホームページ上で生成AIチャットボットの提供を2026年10月1日(木)より開始します。
システム構築および運用は、公募型プロポーザルを経て契約を締結したSDT株式会社が担当します。同社が提供する生成AIサービス「Panorama AI」を活用し、市政情報全般に関する問い合わせへ24時間365日対応する体制を整えます。
導入の背景と選定の経緯
自治体のホームページには暮らしに関わる情報が多数掲載されている一方、必要なページを探す難しさや、開庁時間内に問い合わせができない住民の課題がありました。また、職員にとっても定型的な問い合わせ対応が日々の負担となっていました。
真岡市はこうした課題の解決に向けて生成AIチャットボットの導入を決定し、2026年5月に公募型プロポーザルを実施しました。大分県別府市や静岡県磐田市などでの運用実績を持つSDTが提案を行い、書類審査とプレゼンテーション審査を経て6月30日に契約候補者として選定されました。その後、契約締結や庁内での検証などを経て提供開始に至りました。
チャットボットは、真岡市公式ホームページの約4,700ページをもとに、市の制度や手続きに沿った回答を行います。アプリのインストールや会員登録は不要で、画面上のアイコンから自然な言葉で質問を入力して利用できます。
- 提供開始日:2026年10月1日(木)
- 設置場所:真岡市公式ホームページ https://www.city.moka.lg.jp/
- 対応分野:各種手続き、税、子育て、健康・福祉、ごみ・環境など、市政情報全般
- 利用時間:24時間365日
ホームページの更新内容は自動で取り込まれるため、制度変更やお知らせが自動的に回答へ反映されます。また、回答できなかった質問を毎月分析し、継続的な精度向上が図られます。
期待される効果と今後の展望
チャットボットの導入により、住民は時間や場所を問わず必要な情報へアクセスできるようになります。また、定型的な問い合わせへの対応をチャットボットが担うことで、職員が専門的な相談や窓口業務に注力できるようになる負担軽減効果が見込まれています。
さらに、寄せられた質問傾向を把握することで、ホームページの内容や構成の見直しなど情報発信の改善にもつなげる方針です。SDTは今後も利用状況や市民の声を分析しながら、真岡市とともにチャットボットの品質向上と自治体DXの推進に取り組むとしています。
利用プラットフォームとSDT株式会社の概要
本業務では、SDTが提供する生成AIサービス「Panorama AI」がプラットフォームとして利用されます。
Panorama AIの主な特徴は以下の通りです。
- RAGによる独自データの活用
- 用途に応じたLLMの選択
- ハルシネーションの抑制
- 迅速な回答の生成
- ユーザーによるコンテンツ管理
- 利用状況の確認
SDT株式会社は、韓国に本社を置きCEOをJiwon Yuneが務めるSDT Inc.の子会社として設立されました。IoTデバイス製造から組込ファームウエア開発、クラウド接続、AIモデル開発までをトータルでサポートしています。
本記事はSDT株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



