L’Risora、DJIドローン向けソフトLynRoute Flight Plannerを発売
栃木県下野市に本社を置くL’Risora株式会社は、DJIドローン向けの飛行計画・支援ソフト「LynRoute Flight Planner(リンルート フライト プランナー)」の販売を2026年10月1日(木)に開始しました。
2026年9月8日の発表以降に寄せられたデモ版の利用者の意見を反映し、正式版では飛行後の記録管理機能や、3Dデータおよび標高データを活用する機能が新たに加わっています。


飛行記録の自動取得や3Dデータ取り込みに対応

正式版では、DJI FlightHub 2と連携して機体の飛行記録を自動取得し、飛行日誌として整理する自動飛行日誌機能が搭載されました。通常は最大5機まで同時にモニタリングでき、飛行記録・日常点検記録・点検整備記録の3種類の様式で月ごとにまとめて出力できます。なお、この機能にはFlightHub 2(標準版/フリープラン)などの利用・設定が別途必要となります。


また、既存の点群データや3Dモデルを取り込み、飛行ルートと重ねて3D上で確認する機能も追加されました。対応形式はLAS/LAZ、OBJ、3D Tilesです。さらに、自社で取得したオルソ画像やDEM/DSMの標高データ(対応形式:GeoTIFF)の取り込みにも対応しており、地形追従や対地高度の確認に活用できます。




測量やインフラ点検に対応するルート作成機能

本ソフトは、送電線点検や線路・道路・河川などの線形ルート点検、写真測量や面計測向けの測量用エリアルートなど、用途に応じたルート作成機能を備えています。作成したルートを3D上で再生し、機首方向やジンバルの向きを確認できる3D仮想フライトや、操縦地点と飛行ルート間の通信遮蔽リスクを可視化する信号マップ・通信見通し解析なども利用可能です。
このほか、雨雲・風向・風速といった気象情報の重ね合わせ表示、国土地理院の数値データやKML・GeoJSONの取り込み、長距離ルートの分割、DJI Zenmuse L1 / L2 / L3を想定した点群密度計算、DJI Pilot 2 / FlightHub 2で扱うKMZ連携に対応しています。地図や送電設備・道路・河川などの地域参照データを事前に保存することで、完全オフライン環境での運用も可能です。
製品仕様と今後のアップデート予定
製品の概要は以下の通りです。すべての機能を1か月間試すことができる体験版も用意されています。
- 製品名:LynRoute Flight Planner(リンルート フライト プランナー)
- 提供形態:Webベースのドローン飛行計画・ルート作成ソフト(地図・地域参照データの事前保存により、オフライン環境でも利用可能)
- 販売開始:2026年10月1日
- 価格:年間利用料 198,000円(税抜)/ 217,800円(税込)(2ライセンス ※ライセンスの認証・解除は自由に行えます)
- 対応端末:パソコン(Chrome / Edge / Firefox)、Androidタブレット・スマートフォン(Chrome / Firefox)、DJI送信機(DJI RC Pro Enterprise / RC Plus / RC Plus 2)
- 対応機体:DJI Matrice 400DJI Dock3 / DJI Matrice 4D / Matrice 4TDDJI Matrice 4E / Matrice 4TDJI Dock2 / DJI Matrice 3D / Matrice 3TDDJI Mavic 3E / Mavic 3T / Mavic 3MDJI Matrice 30 / Matrice 30TDJI Matrice 350 RTK / Matrice 300 RTKDJI FlyCart 30 / DJI FlyCart 100
- 対応カメラ:DJI Zenmuse P1 / L1 / L2 / L3、H20 / H20T / H20N / H30 / H30T
- 主な用途:写真・地形測量、鉄道・道路・送電線・河川などの線形点検、建物計測、森林など山間部での計測
今後は、鉄塔点検・ダム点検用のルート作成機能や、読み込んだ点群・DEMデータを基準にした飛行ルート作成、FlightHub 2とのデータ連携拡充など、複数のアップデートが予定されています。
本記事はL’Risora株式会社の発表をもとに作成されています。
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