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IIJ、C-SOCサービスのEDR運用オプションにアイデンティティ保護機能を追加

株式会社インターネットイニシアティブは、セキュリティオペレーションセンター(SOC)でセキュリティログを24時間365日監視しインシデント対応を行う「IIJ C-SOCサービス」の「EDR運用オプション」において、アイデンティティ保護機能を追加し提供を開始しました。本機能にはCrowdStrike社の「CrowdStrike Falcon® Identity Threat Protection(ITP)」が活用されています。ユーザの認証活動や権限変更を継続的に監視することで、認証情報の悪用による攻撃兆候の早期検知とセキュリティ運用負荷の軽減を図ります。

提供開始の背景

近年のサイバー攻撃では、窃取した認証情報や正規アカウントを悪用して組織内部へ侵入する手法が増加しています。攻撃者が正規ユーザとして振る舞うことで従来の監視をすり抜け、管理者権限を奪う権限昇格や他の端末・サーバへ侵入を広げる横展開に至る事例が少なくありません。

対策として、アカウントの検知・対応を行う「ITDR(Identity Threat Detection and Response)」が注目される一方、有効活用の体制構築には24時間365日の監視や専門知識が求められます。これまで同社は「EDR運用オプション」でCrowdStrike Falconによるエンドポイント監視を提供してきましたが、今回ITPによるアイデンティティ脅威情報を監視対象に加え、相関分析を行うことで対策を強化します。

本機能の特徴として以下の点が挙げられます。

  • 正規アカウントを悪用した攻撃の早期発見:Active Directoryなどの認証基盤の利用状況を継続的に分析し、従来のマルウェア対策やネットワーク監視では検知が難しい不審な権限昇格や横展開の兆候を検知します。
  • 脅威の横断的な分析:ネットワークやCrowdStrike EDRの監視情報にアイデンティティ情報を追加し、相関分析によって単一ログでは判断が難しい脅威を可視化します。
  • 専門アナリストによる監視・対応:検知イベントはIIJ C-SOCのアナリストが確認し、調査・通知・一次対応を実施します。

クラウドストライク合同会社 代表執行役員社長 尾羽沢 功氏は、本機能の提供開始により顧客のセキュリティ体制全体の強化に貢献するものと確信している旨のコメントを寄せています。

参考価格と今後の展開

300ユーザの場合の参考価格(税別)は以下の通りです。なお、記載の価格にライセンス費用は含まれていません。

  • EDR運用オプション(既存オプション):初期費用 1,183,600円、月額費用 377,300円
  • アイデンティティ保護機能(今回追加分):初期費用 769,340円、月額費用 245,245円

同社は今後、Active Directoryに加え、Microsoft Entra IDやOktaなど複数の認証システムへの対応を進める計画です。さらに、脅威インテリジェンスやAI技術の活用、各種セキュリティ製品との連携強化を進め、ネットワーク、エンドポイント、アイデンティティ、クラウドなどの情報を統合的に分析する次世代SOCに向けて機能を拡充していく方針としています。

本記事は株式会社インターネットイニシアティブの発表をもとに作成。

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