ラクスル、国内ネット印刷市場で売上高No.1に 東京商工リサーチ調査
ラクスル株式会社が運営する印刷・集客支援プラットフォーム「ラクスル」は、2026年に公表された各社の決算における売上高の比較において、国内ネット印刷業界で売上高No.1となった。株式会社東京商工リサーチによる国内ネット印刷事業者の売上高調査において、主要ネット印刷事業者と比較した結果、各社の最新決算年度で国内ネット印刷市場売上高No.1と判定された。
縮小する印刷市場と購買行動の変化
国内の印刷産業は、デジタル化やペーパーレス化を背景に市場の縮小が続いている。経済産業省の「工業統計調査」および「経済構造実態調査製造業事業所調査」によると、印刷・同関連業の出荷額は2010年の約6.2兆円から2023年には約5.1兆円に縮小し、事業所数も約19,000社から約13,000社に減少した。

一方で、企業の営業・販促活動において名刺やチラシ、パンフレット、DMなどの需要は継続している。従来の対面や見積もりを伴う発注から、Web上で仕様や価格、納期を比較して注文できるネット印刷への移行が進んでいる。また、2024年の国内BtoB-EC市場規模が514.4兆円、EC化率が43.1%に達するなど、企業間取引のオンライン化も発注方法の変化を後押ししている。
4つの壁を越えた事業展開
ラクスルは印刷の買い方や生産の仕組みを変革することで事業を拡大し、2012年のサービス開始から2025年にかけて売上を約730倍に成長させた。同社はこれまで、以下の4つの課題に対応してきたとしている。
- 品揃え・利便性の壁:名刺やチラシに加え、事務印刷物やグッズ、梱包資材へと扱いを拡大。2025年には法人向け総合EC「ラクスルビジネスモール」を開始した。
- デザインの壁:ビジュアルコミュニケーションプラットフォームを展開するCanva社との戦略的パートナーシップにより、デザイン作成から印刷までの連携を可能にした。
- 利用企業の規模の壁:2023年にネット印刷サービスの会員数でNo.1となった後、大企業向けの「ラクスル エンタープライズ」を提供。2026年8月末時点で導入企業数は前年同期の5,457社から2.2倍となる12,011社に拡大した。
- 価格・生産革新の壁:全国の印刷会社ネットワークによる稼働最適化に加え、自社工場「ラクスルファクトリー」への投資を実施。デジタル輪転機のチラシ印刷活用など生産技術を強化している。
記念セールの開催と今後の展望
国内ネット印刷市場での売上高No.1を記念し、10月1日よりラクスルの初回利用者を対象とした「スーパーセール」が開催される。初回購入特典として、名刺100部が100円(税込)、A4サイズのチラシ1,000部が1,000円(税込)で提供される(URL:https://lp-print.raksul.com/supersale )。

同社は印刷を起点に、売上拡大、コスト最適化、資金支援を一体で提供する中小企業の課題解決プラットフォームの構築を目指すとしている。
- 名称:ラクスル株式会社
- 所在地:東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階
- 代表取締役社長 グループCEO:永見 世央
- 設立年月日:2009年9月1日
- コーポレートサイト:https://corp.raksul.com/
本記事はラクスル株式会社の発表をもとに作成されています。
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