A’alda X、富山の𠮷田動物病院を事業承継 グループ国内40病院に
A’alda X株式会社は、100%子会社であるA’alda X4株式会社を通じて、富山県射水市の𠮷田動物病院の事業を2026年10月1日付で承継した。今回の承継により、アルダ動物病院グループが国内で運営する病院は40病院となる。なお、診療体制やスタッフ、診療時間はこれまでどおり継続され、飼い主の手続きに変更はない。
事業承継の背景と狙い

獣医療業界では、獣医師数の不足という量の課題と、医療技術の専門化・高度化という質の課題が同時に進行しており、個々の病院単独での対応が難しくなっている。A’aldaは、動物病院の経営統合による経営基盤の共有に加え、電子カルテ「Vet360」や獣医師向けAI「Vets Ask AI」といった自社開発のデジタル技術の提供を通じて課題解決に取り組んでいる。
今回の承継では、𠮷田動物病院が重視してきた診療姿勢に、A’aldaの経営力や財務経理・人事労務・法務総務などのバックオフィス機能、マーケティング・企画力、グループのスケールメリットおよびデジタル基盤を掛け合わせる。これにより、獣医師が診療に集中できる環境を整え、地域の飼い主により良い医療サービスを提供していく方針だ。
𠮷田動物病院の概要
𠮷田動物病院は、動物・飼い主・病院の三者による協力関係を重視し、しつけや飼い主との対話を通じて最良の治療方法を導き出す理念を掲げる地域の中核動物病院である。犬や猫のほか、小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスターなど幅広い診療対象に対応している。
大学病院や二次診療施設との連携による高度医療の提供を目指すほか、健康診断・食事指導・しつけ・飼育管理指導といった予防を含む総合的な動物医療を展開している。設備面ではヘリカルCTを導入し、動物への負担を抑えた病気の早期発見や病状把握に活用してきた。
双方代表のコメント
𠮷田動物病院院長の𠮷田俊一氏は、獣医療が高度化・専門化する中で地域に必要な医療を提供し続けるため経営基盤と仲間が必要と考え、理念が重なるA’aldaへの承継を決めたとし、自身も引き続き診療に携わり地域に信頼される病院であり続けられるよう努めるとコメントしている。
A’alda X株式会社代表取締役の渡利真也氏は、北陸エリア初の拠点として現在の診療体制を維持した上でバックオフィス機能や教育研修体制、デジタル基盤を提供し、獣医師や動物看護師が診療に集中できる環境づくりを進めるとした上で、「後継者不在をはじめとする課題に直面する動物病院にとっての受け皿となり、地域の獣医療を次の世代へつないでいくことが、私たちの果たすべき役割であると考えております」と述べている。
今後の展開
A’aldaグループは2026年7月、既存株主である住友商事株式会社より戦略的な出資を受け入れ、資本業務提携を強化した。住友商事は1990年代より動物用医薬品の原材料ビジネスを起点にアニマルヘルス分野へ参入し、ペットケア・動物薬事業の実績を持つ。
A’aldaグループは得られた資本基盤と住友商事の事業ネットワークを活かし、事業承継や経営統合によるM&Aを軸として国内の動物病院グループ拡大を推進する。後継者不在や経営高度化に直面する病院のプラットフォームを目指すとともに、Vet360やVets Ask AIの現場普及を加速させ、日本およびアジアにおける動物医療の質向上に貢献していく構えだ。
施設・会社概要
- 𠮷田動物病院
- 所在地:〒939-0274 富山県射水市小島3875
- 代表(院長):𠮷田俊一
- 診療対象:犬/猫/小鳥/ウサギ/フェレット/ハムスター 他
- TEL:0766-52-1517
- URL:https://www.yoshida-ah.jp/
- A’alda X株式会社
- 代表取締役:渡利真也
- 本社所在地:東京都港区西新橋3-10-3西崎ビル4F
- 設立:2024年5月
- URL:https://aalda.com/
本記事はA’alda X株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



