sumire、福岡の企業向け体験型福利厚生地産地照米を2026年10月提供へ
福岡県福岡市に本社を置く株式会社sumireは、福岡県内の契約農家と連携した体験型の福利厚生サービス「地産地照米(ちさんちしょうまい)」を、2026年10月より福岡市内の企業へ本格提供する。

本サービスは、企業向けに毎月のお米の定期便と田植え・稲刈りなどの農業体験プログラムをセットで提供する仕組みとなっている。企業が契約栽培を通じて地元の農家を支え、価格変動に左右されない安定供給を福利厚生として確保することを目指している。
米市場の課題とサービス提供の背景
2026年産の新米については、JAが農家に支払う概算金(前払い金)が前年比で2〜4割下落したと報じられており、前年産米の大量在庫が背景にあるとされる。米農家を対象とした調査では、約85%が今年の概算金水準を「厳しい」と回答し、約4分の1が「経営継続に強い不安」を抱えている状況がある。
価格の急落による作付け縮小や離農が将来的な供給不足につながる懸念があるなか、中山間地など立地条件によってコスト構造が異なる田んぼの維持も課題となっている。地産地照米は、企業が福利厚生として地元の米を継続的に購入することで、農家が相場に左右されずに安定した収入を得られる仕組みとして展開される。
福利厚生と農業体験を組み合わせた3つの柱
地産地照米は、以下の3本柱で構成されている。
- お米の定期便(福利厚生):糸島を中心とした福岡県内の契約農家が育てた米を、企業の福利厚生として社員へ毎月届ける。
- 農業体験プログラム:春の田植えや秋の稲刈りなど、社員が生産現場で土に触れる体験を提供し、リフレッシュや社内コミュニケーション活性化につなげる。
- 旬の食材の追加注文:地域でとれる農薬不使用の梅や甘夏などの旬の食材を追加注文できる形を予定している。昨年は従業員数の4割ほどの人気企画だったことから、2026年度(新米)以降はさらに充実した形で計画されている。
料金体系と今後の展開

サービス料金は導入企業の従業員数や提供量に応じた月額制となっており、社員1人あたり毎月一定量の米を届ける定期便を基本として、農業体験プログラムをオプションで組み合わせることができる。初期導入を検討する福岡市内の企業向けには、サンプル米の提供や田んぼ視察・農業体験への優先案内などを行う導入モニターキャンペーンが実施される。
株式会社sumireの代表取締役を務める武知倫太朗氏は、地産地照米を単なる取引ではなく取組と捉えており、福岡の企業と農家がともに自分たちの食べる分を残していく輪を広げていきたいとしている。同社は今後、パートナー農家と作付けを計画的に増やして安定供給の網を地域につくることで、遊休農地の再生や農業体験プログラムの拡充を進める方針だ。
株式会社sumireの概要
- 会社名:株式会社sumire
- 所在地:福岡県福岡市早良区百道1-29-1
- 代表者:代表取締役 武知倫太朗
- 設立:2025年5月
- 事業内容:農業・流通に関するコンサルティング、一次産業発の資材・食材の流通
- プロジェクトサイト:https://fukuoka-chisanchisho.netlify.app
本記事は株式会社sumireの発表をもとに作成されています。
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