『ABEMA Prime』で言葉の力と社会変革について議論、EXITの兼近大樹が人生のコンセプトを語る

ABEMAの報道番組『ABEMA Prime』が10月10日に放送され、SNS全盛の現代において言葉の力で社会を変えることができるのかというテーマで議論が交わされた。番組では、お笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹がMCを務めた。

りんたろー。は、自分の気持ちを最も伝えられるのは文字だと考えている一方で、現代の”バズる投稿”は行き過ぎた発言や意地悪なものが目立ち、言葉の表現を柔らかくすればするほど声が届かなくなっていくジレンマを感じていると吐露。さらに、炎上を恐れてクローズドな空間でのみ本音を発信することもあると明かした。

一方、兼近は2021年に小説『むき出し』を出版し、言葉の力で社会を変えられると信じていたが、思ったほど自身のメッセージが伝わらなかったことを実感したと語った。小説では貧困層と中流層の分断の難しさを描いたが、十分に読者に届かなかったようだ。

番組ではZ世代女性向けエッセイ投稿メディア『かがみよかがみ』も紹介された。同メディアは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトに掲げており、兼近は自身の人生観と真逆だと驚きを隠せなかった。兼近は幼少期から「社会がおかしい。俺は悪くない」と思って生きてきたが、「俺もちょっと変わる、社会もちょっと変われ」と考え方を切り替えたことで人生が好転したと告白した。

現代社会では男女や世代間の分断が起きており、議論が盛り上がるほど悪循環に陥っていると兼近は指摘。お互いの真意が伝わらないのは対話不足や文章読解力の欠如が原因ではないかと分析した。『かがみよかがみ』のようなエッセイを通じて文字をじっくり読み、相手への理解を深めることが社会の分断解消につながるのではないかと提言した。

『ABEMA Prime』は毎週月曜から金曜の夜9時から生放送。多様なバックグラウンドを持つ論客たちによる新しい議論を届けている。放送終了後はABEMAで無料の見逃し配信も行っている。

(C)AbemaTV,Inc.

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