企業人事向け「リタイアメントプラン設計講座」始動
一般社団法人日本定年力検定協会は、社員のエンゲージメント向上と離職防止を目的とした新講座「リタイアメントプラン設計講座」を開始した。この講座は、社員1000人以上の企業の人事担当者を対象としたオンラインセミナーとして、2024年4月19日に初回が開催された。
講座の目的は、社員一人一人の人生100年を考慮し、定年後や退職後に必要な知識やスキルを学び、人生設計をプランすることで、社員個人の不安を払拭し、「幸せ」や「充実」を感じられるようにすることだ。特に、経済的な幸福を満たすための具体的な取り組みが不足しているフィナンシャルウェルビーイングに焦点を当てている。
講座では、人生計画、生活設計、不安への備え、資産の運用と管理、相続への備えなどについて学び、実践できるようになる。また、「ライフプラン」と「キャッシュフロー表」の作成、5L理論(Labor、Love、Leisure、Learning、Living)を用いた「人生でやりたいこと100のリスト」の作成、相続や介護に関する知識の習得、リタイア時のお金の準備、家族の財産を守る方法などを学ぶことができる。
過去の受講生からは、「会社としてこの講座の必要性を強く感じた」「社員から知っといて良かったと言って貰えるのではないか」「会社に対してエンゲージメントが上がった」などの声が寄せられている。
次回の人事担当者向けオンラインセミナーは、2024年6月21日(金)15時から16時に開催される予定だ。参加費は無料で、参加者には公式テキストが1冊贈呈される。