ハノン・ケアシステム、かんぽ生命・アフラックの協業プログラムで採択企業に選定
東京都杉並区に本社を置くハノン・ケアシステム株式会社は、アフラック生命保険株式会社、Aflac Ventures Japan株式会社、株式会社かんぽ生命保険が共催する「かんぽ生命 – アフラック Acceleration Program 2026」において、アフラック生命保険株式会社およびAflac Ventures Japan株式会社の採択企業に選定された。自社で運営する訪問看護ステーションで培ったノウハウや電子カルテ・業務プラットフォームを活用した、持続可能な訪問看護ステーションの運営の仕組みが審査で評価された。同社は今後、アフラック生命グループとの協業の検討を開始する。
採択の背景とプログラム概要
「かんぽ生命 – アフラック Acceleration Program 2026」は、イノベーション創出力を持つスタートアップとの協業を通じて、多様化・複雑化する顧客ニーズに対応し、新たな事業を創出することを目的としたプログラムである。
2026年9月10日に実施されたピッチイベント形式の最終審査では、アフラック生命保険株式会社、Aflac Ventures Japan株式会社、株式会社かんぽ生命保険が、新規性・実現性・競合優位性・成長性などの観点から審査を実施した。その結果、アフラック生命保険株式会社およびAflac Ventures Japan株式会社の採択企業2社のうち1社として、ハノン・ケアシステム株式会社が選ばれた。同社は「疾患を持ったまま自宅で暮らす人が増え続ける社会」を地域で支える訪問看護の体制づくりと、それを持続可能にする運営の仕組みを提案した。
訪問看護を取り巻く環境と運営継続の課題
年間の死亡数は2040年に約170万人でピークを迎えると推計される一方、病床数はこの10年で約14万床減少しており、在宅医療が最期の受け皿の中心になるとされている。
しかし、その担い手である訪問看護ステーションは、ステーション数が増加する一方で廃止や休止も増えている。全国訪問看護事業協会の「訪問看護ステーション数調査」によると、2024年度の廃止・休止は全国で1,241件にのぼり、2年間で1.6倍に増加した。多くのステーションが小規模で運営されており、電子カルテの普及が進んでも、看護の専門職が集客・採用・事務・経営までを担わざるを得ない構造的な負担が存在している。訪問看護の機能を地域で維持するため、運営面での負担軽減と持続可能な仕組みが求められている。
現場運営とシステム開発を一体化した独自の体制
ハノン・ケアシステム株式会社は2020年の創業以来、東京都内で訪問看護リハビリステーション「ホウカンTOKYO」を直営で運営しながら、集客・採用・効率化を一体化した仕組みを構築してきた。現在は直営3拠点に加え、FC・業務支援先7拠点にこの仕組みを提供している。
同社は、看護業務と事務業務を切り分け、受付から請求までの事務全般を担う自社運営の事務センターと、自社開発の電子カルテ・業務プラットフォーム「Hanon」を備えている。現場の運営、事務代行、システム開発を一社で手掛ける体制を基盤とし、業務のAI化や在宅医療全体を支えるプラットフォームへの発展を進めている。
代表取締役の河田浩司氏は、現場で取り組んできた仕組みが大手保険会社に評価されたことへの謝意を示し、アフラック生命グループとの協業検討を通じて在宅で過ごす人と家族を支える体制づくりに新たな価値を生み出したいとしている。
「かんぽ生命 – アフラック Acceleration Program 2026」の概要
- 主催:アフラック生命保険株式会社/Aflac Ventures Japan株式会社/株式会社かんぽ生命保険
- 最終選考:2026年9月10日(ピッチイベント)
- 審査観点:新規性・実現性・競合優位性・成長性等
- プログラムサイト:https://creww.me/kaap/2026
ハノン・ケアシステム株式会社の概要
- 設立:2020年4月
- 所在地:東京都杉並区和田3-32-9
- 代表者:代表取締役 河田 浩司
- 事業内容:訪問看護・リハビリステーションの運営/訪問看護ステーションの運営支援・経営指導/情報システムの設計・開発・販売
- URL:https://hanon-cs.co.jp/
本記事はハノン・ケアシステム株式会社の発表をもとに作成。
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