キャリア教育総研が設立 進路支援「キャリタンAI」の高校向け先行提供を10月開始へ
株式会社キャリア教育総研は2026年9月に設立され、進路支援プラットフォーム「キャリタンAI」の高校向け先行提供を2026年10月1日から開始します。あわせて、実証への協力などを条件に先着10校を対象としたキャンペーンの申込受付も開始します。同社は、中高生、特に高校生が自分の考えを深め、納得して進路を選べる社会を目指すとしています。
設立の背景と教育現場の課題
AIの普及や大学入試の総合型選抜の広がりにより、高校生の進路選択は多様化しています。一方で、生徒の自己決定を支える教員の負担や時間不足が課題となっています。リクルート進学総研の「高校教育改革に関する調査2024」によると、高校教員がキャリア教育を進める上での今後の課題として、3人に2人(66.2%)が「教員の負担の大きさ」、2人に1人(49.5%)が「実施時間の不足」、3人に1人(38.9%)が「教員の知識・理解不足」を挙げました。
さらに、専任のキャリアガイダンス・カウンセラーがいる、または定期的に訪問する学校に通う日本の15歳は4.4%にとどまっています(OECD PISA 2018より。フィンランド、スウェーデン、デンマーク等を含む10か国・地域では90%以上)。また、高校生3,275人を対象としたYOUTH TIME JAPAN 2026の調査では、AIを相談相手として使う高校生のうち約半数が「進路や将来」について相談しているものの、汎用AIには入力内容に対して単に「答え」を返してしまうという課題があります。
代表取締役の齋藤亮次は、中高教員として14年間、1,000人を超える生徒の進路面談に携わり、2021年に国家資格キャリアコンサルタントを取得、『高校生の自己決定を支援する進路面談』(明治図書出版, 2025年)を出版した経歴を持ちます。理論と経験に基づき、高校生が進路を主体的に自己決定するためのインフラを届けるため、同社を設立しました。

進路支援プラットフォーム「キャリタンAI」の特徴
キャリタンAIは、キャリア理論や心理学等を踏まえ、生徒との対話を通じて自己理解と進路選択を支えるキャリア教育特化型プラットフォームです。

生徒はAIとの対話を通じて興味や価値観、強みを言語化し、活動の振り返りや面談記録をポートフォリオとして蓄積できます。教員は生徒ごとの状況サマリーや面談向け情報を確認し、個別最適な対話に活用可能です。対話内容をもとにした志望動機書や推薦書、調査書所見欄の作成支援も実装を予定しています。2026年1月から7月にかけて高校生100名がプロトタイプを体験しており、今後も学校での利用を通じて検証を進める方針です。
先行提供キャンペーンの概要

2026年10月1日から、高校を対象とした先行提供およびキャンペーンの受付を開始します。

- 対象:高校(先着10校)
- 申込期間:2026年10月1日~12月31日(10校に達した時点で受付終了)
- 利用開始:2026年10月1日から可能
- キャンペーン価格:通常利用料の半額程度を想定(条件、料金と適用期間は要問い合わせ)
- 申し込み・問い合わせ:コーポレートサイトのお問い合わせフォームより受付

代表取締役の齋藤亮次は、AIが自己内省や情報整理、蓄積を担うことで教員が意思決定への伴走など本質的な役割に注力できるようになるとし、「教育現場の皆さまとともに、高校生が自ら選んだ一歩を納得して踏み出せる未来を実現していきます」とコメントしています。
会社概要
- 会社名:株式会社キャリア教育総研
- 設立:2026年9月
- 所在地:東京都渋谷区
- 代表者:代表取締役 齋藤亮次
- 事業内容:キャリア教育の研究・開発、進路支援プラットフォーム「キャリタンAI」の開発・運営
- コーポレートサイト:https://career-edu-soken.co.jp/
本記事は株式会社キャリア教育総研の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



