DTSとdotDataが協業し製造業向け品質要因分析サービスを提供開始
株式会社DTSは、AI・データ分析技術を強みとするdotData, Inc.とパートナー契約を締結し、データ活用領域における協業を開始しました。第一弾として、DTSのデータ活用ソリューション「DTS Data Management Solution(DMS)」に、dotDataの技術を活用した「製造業向け品質要因分析サービス」を新たに追加し、提供を開始しています。本サービスでは品質や設備、製造条件などの複数データを横断的に分析し、品質に影響する要因候補を探索することで製造現場の具体的な品質改善を支援します。
協業の背景と狙い
製造現場では、設備や検査、生産実績などのデータを収集・統合して品質状況を可視化する取り組みが進む一方で、製造条件や設備条件が多岐にわたることから、要因候補の絞り込みや複合的な影響の把握が難しく、蓄積データを具体的な品質改善へ結び付けることが課題となっていました。


DTSは、中期経営計画(2025-2027)のフォーカスビジネス7領域において”データ活用領域”の事業拡大を掲げています。また、今回の協業はDTSが投資するファンドのJAFCOとの連携を通じたスタートアップ企業との共創を具体化する最初の取り組みとなります。DTSがDMSを通じて培った知見やシステムインテグレーション力と、dotDataのAI・データ分析技術を組み合わせることで、要因候補の探索から現場での検証、改善判断までを一気通貫で支援する体制を整えました。
「製造業向け品質要因分析サービス」は、AIデータ分析プラットホーム「dotData」の特徴量自動設計技術を活用し、単一項目だけでなく複数の製造条件や設備条件、原材料の組み合わせなどを分析するサービスです。人の経験や事前仮説だけでは見つけにくい要因候補を探索し、不良・手直しの低減や品質ばらつきの抑制、現場検証の効率化を支援します。
サービスの提供は以下の流れで進められます。
- 分析できるデータを整える:品質・検査・設備・製造条件・生産実績などの既存データを確認し、関連付けて整理
- AIで品質に影響する要因候補を探る:「dotData」を活用して多数の条件の組み合わせを分析
- 品質改善に向けた検証事項を明確にする:分析結果を現場知見と照合し、優先検証すべき要因候補や不足データを整理
導入時には、既存データを活用した約3か月の分析・検証から開始し、要因分析の有効性を確認することが推奨されています。
今後の展開
DTSは、DMSにおけるデータ収集・統合・可視化に加え、AIを活用した分析や業務改善など、データを成果につなげるサービスを順次拡充する方針です。今回の品質改善を起点に、設備保全や生産性向上など製造現場の各種改善テーマや、他業種・他業務へと適用領域を広げていくとしています。
また、JAFCOおよび同社投資先企業との共創も推進し、AI・生成AI、データ活用、セキュリティなどの重点領域を中心に、新たなサービスやソリューションの創出を進める計画です。
両社の代表者らも協業への期待を示しており、dotData, Inc.の藤巻 遼平CEOは「DTS様が持つ深い業界知見とシステム構築力が加わることで、抽出されたインサイトが実効性の高い改善施策へと昇華されると確信しております」とコメントしています。
企業概要
株式会社DTS
- 代表者:代表取締役社長 北村 友朗
- 本社所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-23-1 エンパイヤビル
- サービスサイト:https://dts-dms.com/
- 企業サイト:https://www.dts.co.jp/
dotData, Inc.
- 創業:2018年(米国シリコンバレー)
- 企業サイト:https://jp.dotdata.com/
本記事は株式会社DTSの発表をもとに作成されています。
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