住商ベンチャー・パートナーズ、ロボット統合管理のキビテクに出資
住友商事株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルである住商ベンチャー・パートナーズ株式会社は、異なるメーカーのロボット遠隔制御・統合管理プラットフォームを開発する株式会社キビテクに出資した。本ラウンドは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社との共同リード投資として実施された。
異種ロボットを統合制御する「HATS」を展開
東京大学のロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を中心に設立されたキビテクは、ソフトウェアプラットフォーム「HATS(Highly Autonomous Teleoperation System)」の開発・提供を手がけている。
同プラットフォームは、海外製を含む複数のロボットを統合的に接続・制御できる点に加え、WMSやMESなどの上位システム、エレベーターなどの設備、AIとの連携に対応している。人手不足を背景に設備の自動化が進む一方で、設備間の搬送や巡回、監視といった人手に依存する業務が多く残されている中、現場全体の自動化の隙間を埋める存在として期待されている。
出資の背景と評価したポイント
住商ベンチャー・パートナーズは、ロボット本体だけでなく効率的に運用するソフトウェア基盤や運用ノウハウが今後のロボティクス市場で重要になると捉えている。住友商事グループにおいても同領域への関心が高まっており、将来的な事業連携や共同事業の可能性も視野に入れながら取り組みを強化していく方針を示している。
今回の出資では、キビテクが持つベンダーフリーの統合管理プラットフォームや遠隔運用技術、現場実装ノウハウに加え、AI活用による運用高度化の可能性を評価した。
共同リード投資で事業基盤と開発を支援
本ラウンドでは、国内最大級のグロース投資ファンドであるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社と共同でリード投資を行う。住商ベンチャー・パートナーズは、住友商事グループの持つ事業ネットワークやノウハウを活用し、キビテクの事業基盤や事業開発の強化を支援していくとしている。
関連企業概要
株式会社キビテク
- 所在地:東京都品川区
- 代表者:代表取締役 前原 賢一
- 設立:2011年11月
- 事業内容:ロボット遠隔制御・統合管理プラットフォーム「HATS」の開発・提供、ロボット運用支援サービス
- 会社HP:https://qibitech.com/
住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
- 設立:2022年4月
- 所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
- 代表取締役社長:山木 英裕
- 投資領域:AI・量子、デジタル・DX、Physical AI・モビリティ、脱炭素、防衛・宇宙、ヘルスケア
- 投資ステージ:アーリーからレイターまで幅広く投資
- 会社HP:https://sumisho-vp.com/

本記事は住商ベンチャー・パートナーズ株式会社の発表をもとに作成。
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