第5回京都文学レジデンシーが10月3日開幕へ 国内外の作家ら8名が滞在制作
京都文学レジデンシー実行委員会は、2026年10月3日から11月2日にかけて「第5回京都文学レジデンシー」を開催します。国内外から招聘された詩人・小説家・翻訳家の計8名が京都に滞在して創作活動を行うほか、市民との交流を目的とした各種イベントが展開されます。

京都文学レジデンシーは、世界の作家・詩人・日本文学翻訳者が京都の街なかに一定期間滞在して構想・執筆する環境を整え、読者を含めた文学の担い手たちとの交流の場を設けることを目的に2021年に発足した取り組みです。立命館大学、龍谷大学、京都芸術大学、京都大学の文学者を中心に、京都市や書店CAVA BOOKSの関係者らが実行委員を務め、2022年10月に第1回が開催されました。



国内外から8名の作家や翻訳家を招聘


今回のレジデンシーには、以下の8名が参加します。


- キム・ドユン(Arts Council Korea フェロー):韓国出身の小説家、リブレッティスト(オペラ台本作家)、批評家。2023年に初の長編小説『VANISHED』を出版。
- エカ・クルニアワン(国際交流基金ASEAN文芸フェロー):インドネシア出身の小説家。オランダのプリンス・クラウス賞を受賞し、ブッカー国際賞の候補にも選出。
- ジュリア・ヴェトリ(ベルギー王国フランス語共同体フェロー):イタリア北部生まれの児童書作家、イラストレーター、小説家。
- ホン・ライチュー(京都文学レジデンシーフェロー):香港を代表する作家の一人。長編小説『屍骨の山(Flesh Mountain)』で台北国際書展(台北国際ブックフェア)大賞を受賞。
- イサベル・ガリモア(京都文学レジデンシー フェロー):イギリス出身の詩人。英国バーミンガム大学教授。
- カティア・カッシング(DMG森精機文芸フェロー):ドイツ出身の翻訳家。川上未映子、市川沙央らの作品をドイツ語に翻訳し、2006年に国際交流基金の翻訳賞を受賞。
- 南田偵一(京都文学レジデンシーフェロー):東京都出身の詩人。出版社(合同会社パブリック・ブレイン)創立者で、2025年春にドキュメンタリー詩誌『詩あ』を創刊。
- ヴィオラ・ディ・グラード(イタリア文化会館‐大阪フェロー):イタリアの小説家、翻訳家。カンピエッロ賞・新人賞(Premio Campiello Opera Prima)を史上最年少で受賞。
すべての作家のサンプルワーク(原語および日本語訳)は、京都文学レジデンシーのnoteで公開されています。
会期中には、文学創作を通じた国際交流の魅力を伝える関連イベントが予定されています。
10月4日には、香老舗 松栄堂・薫習館 KARANIホールにてオープニング・フォーラム「すべての道はローマに通ず?」が開催されます。司会は東京大学の藤井光が務め、日英逐次通訳やライブ配信・アーカイブ公開も行われます。


また、11月1日には同会場でクロージング・イベント(朗読会)が実施されます。招聘作家が滞在制作の締めくくりとして自国語で自作を朗読し、日本語訳も提供されます。司会は龍谷大学の澤西祐典が担当します。両イベントともに定員は会場60名(先着順、事前申込優先)で、参加費は無料です。
書店フェアや集中執筆会も展開
市内の書店と連携したブックフェアも実施されます。丸善 京都本店(京都BAL B1,2F)では招聘作家が選んだ国内外文学を中心としたフェアが開催されているほか、京都 蔦屋書店(京都髙島屋S.C. [T8] 6F シェアラウンジ内)では10月に招聘作家の著作の特別販売と特設ライブラリーが展開されます。
さらに、FabCafe Kyotoでは集中執筆会「書くための静寂|Kyoto Writers Oasis」が10月7日と10月21日の19:00から20:45にかけて開催され、招聘作家も参加する予定です。参加費は1ドリンク付きで1,000円(事前申込優先制)となっています。
事業概要
- 事業名称:第5回京都文学レジデンシー
- 開催期間:2026年10月3日(土)〜11月2日(月)
- 招聘作家:8名
- 主催:京都文学レジデンシー実行委員会
- 共催:立命館大学国際言語文化研究所、龍谷大学、京都芸術大学
- 特別協力:国際交流基金
- 協力:Arts Council Korea、イタリア文化会館-大阪、ベルギー王国フランス語共同体国際交流振興庁、株式会社共立メンテナンス、京都 蔦屋書店、丸善 京都本店
- 協賛:DMG森精機株式会社、香老舗 松栄堂
- 後援:京都市、京都経済同友会、京都市教育委員会、ブリティッシュ・カウンシル、駐日韓国大使館 韓国文化院、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、駐日ベルギー大使館、在大阪イタリア総領事館
- 共同プロデュース:MUZ ART PRODUCE、CAVA BOOKS
本記事は京都文学レジデンシー実行委員会の発表をもとに作成しました。
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