27卒の約3割が就活を継続、企業の約6割が10月以降も採用継続へ ABABA調査
株式会社ABABAは、2027年3月卒業予定の就活生809人および新卒採用を行う企業143社を対象に実施した「内定式直前・採用実態に関する意識調査」の結果を発表しました。調査によると、就活生の内定保有率は88.6%に達しているものの、全体の29.8%が内定式を直前に控えた時期でも就職活動を継続していることが判明しました。企業側も採用目標の未達などを背景に、61.5%が10月以降も採用を継続・検討していると回答しています。
内定式後も終わらない就活、大企業・中堅企業の約7割が辞退を経験
就活生に対して内定式をどのような場と捉えているか尋ねたところ、「同期との交流(42.5%)」や「社風・社員のリアルを知る(14.6%)」、「祝福される記念の場(11.6%)」といった前向きな回答が多くを占めました。一方で、「入社意思を固める場(24.6%)」や「入社に値するか見極める場(6.3%)」と捉える学生も約3割存在し、内定式参加予定者(638人)の21.3%が「内定式参加後も内定を辞退する可能性あり」と回答しています。
企業側においても、内定式出席者に対して「参加してくれれば安心できる(42.7%)」にとどまり、57.3%が「出席後もなお辞退の不安が残る」としています。特に従業員301名以上の大企業・中堅企業では69.9%が直前・直後に想定外の内定辞退を経験していることが分かりました。
納得感を求める就活リトライが増加、企業側も10月以降の採用を継続
内定式直前の段階で就職活動を継続している就活生241人の内訳は、内定を保持しながら継続する学生が149人、内定未獲得者が71人、一度内定を辞退してやり直している学生が21人でした。内定承諾後に他社へエントリーし直すなどの「就活リトライ」に取り組んだ学生は29.6%(前年比+7.6pt)に増加しており、その理由は「より自分に合う会社を探すため(42.8%)」と「内定先の納得度の低さ(32.4%)」が上位を占めています。
これに対し、企業の79.7%がリトライ学生に対して受容的な姿勢を示しています。採用目標が未達の企業が68.5%にのぼり、充足率70%未満の企業も32.2%あることから、10月以降も採用を継続・検討する企業は全体で61.5%(大企業・中堅企業で65.8%、中小企業で57.1%)に達しています。


最初の内定先を選ぶ学生は32.6%にとどまる



内定を保有する就活生(717人)のうち、入社可能性が最も高い企業として「1番目の内定」と答えた人は32.6%にとどまりました。入社先が決まっている学生に限ると36.1%となり、前年の42.7%から6.6pt下落しています。複数内定を保有する学生が56.2%(前年比+4.2pt)へ増えたことも影響し、約6割(57.7%)が2番目以降に得た内定先を選んでいます。



企業からのフォローに対する不満では「特に不満はない」が前年の20.0%から62.1%へ急増したものの、不満を感じる要因としては「連絡の頻度が低すぎる(18.0%)」が2年連続で最多となりました。学生が好印象を持ったフォローとしては「内定者同士の交流会(45.3%)」や「定期的な連絡・情報共有(35.6%)」が上位に挙がっています。

柔軟な採用設計と情報共有の重要性

株式会社ABABA代表取締役社長の久保駿貴氏は、選考早期化に伴い内定式後も就活や採用が続く背景には相互理解の形成が追いついていない現状があると指摘し、直前の辞退にも柔軟に対応できる後半戦の採用手法をあらかじめ準備しておく重要性を述べています。
株式会社ABABAの概要は以下の通りです。
- 会社名:株式会社ABABA
- 所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿一丁目19番19号 恵比寿ビジネスタワー8階
- 代表取締役:久保駿貴・中井達也
- 設立:2020年10月19日
- 資本金:1億円
- 従業員数:100名(インターン・アルバイトを含む)
本記事は株式会社ABABAの発表をもとに作成しました。
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