SIIF、岐阜県郡上市の石徹白エリマネに最大5,500万円出資 地域経営で協働
石徹白エリアマネジメント株式会社と公益財団法人社会変革推進財団(SIIF)は、岐阜県郡上市白鳥町石徹白において、地域自らが暮らしを支える「地域経営」の仕組みづくりに向けた協働を開始しました。SIIFは石徹白エリアマネジメント株式会社に最大5,500万円を出資します。人口約200人の山村集落である石徹白が、将来にわたって地域の暮らしを支えていくための基盤づくりを後押しする狙いです。
空き家を活用し新たな担い手を迎える基盤を整備
岐阜県郡上市の最西端に位置する石徹白では、豊かな自然や文化が残る一方、人口減少や高齢化、担い手不足が進んでいます。道路や除雪、交通、住まいなど、生活に必要な機能を支える負担が増すなか、持続的に支える仕組みづくりが課題となっていました。
今回の取り組みでは、地域内の空き家を「新たな担い手が地域で暮らし始めるためのインフラ」と位置づけ、移住者向け住宅として再生します。空き家を入り口として地域外から人を迎え入れ、仕事や地域活動を通じた接点を生み出すことで、人・資源・資本が地域内で循環する仕組みを目指します。
外部資本の導入による持続的な地域経営の推進
SIIFは、経済的リターンと社会・環境へのポジティブな変化の両立を目指す「インパクト投資」の一環として出資を行います。個別事業の支援にとどまらず、地域が自ら人・資源・資本を呼び込んで循環させる構造そのものに働きかける「システムチェンジ」を目指しています。
内閣府の令和7年度調査によると、全国457市町村で2,105団体の地域運営組織が活動しており、そのうち株式会社は23団体で全体の1.1%にとどまります。人口200人に満たない規模の石徹白が株式会社という経営主体を設け、外部のインパクト資本を受け入れながら持続可能性を高めようとする試みは、全国的にも先駆的な事例となります。
関係者のコメント
石徹白エリアマネジメント株式会社の平野彰秀代表取締役は、任意団体での活動に限界を感じるなかで地域経営会社の立ち上げを決意したとし、「集落の存続に向けて、着実な成果を生み出し、10年後には、今よりも希望の持てる集落にしていきたいと考えております」としています。
また、公益財団法人社会変革推進財団(SIIF)の青柳光昌専務理事は、地域が持続していくための基盤づくりを後押しし、構造そのものに働きかけるシステムチェンジにつなげたい考えを示しています。
取り組みの概要
- 投資先:石徹白エリアマネジメント株式会社(所在地:岐阜県郡上市白鳥町石徹白、代表取締役:平野彰秀)
- 投資主体:公益財団法人社会変革推進財団(SIIF)
- 投資額:最大5,500万円
- 主な取り組み内容:空き家の再生・活用(移住者向け住宅の整備)、地域の担い手の受け入れ、地域資源を活用した事業づくり、地域内で人・資源・資本が循環する仕組みづくり
本記事は石徹白エリアマネジメント株式会社および公益財団法人社会変革推進財団(SIIF)の発表をもとに作成しています。
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