OpenTextとCohere、エージェンティックAI提供で戦略的提携を発表
OpenText CorporationとCohereは2026年9月16日(北米時間)、政府機関や規制の厳しい業界に信頼性の高いエージェンティックAIを提供するための戦略的パートナーシップを発表しました。両社はAIスタックの異なるレイヤーを組み合わせることで、自律型AIが業務を遂行する「エージェンティック・エンタープライズ」の実現を目指します。エージェント型ソリューションの顧客への提供開始は、2027年初頭に見込まれています。
AIスタックの統合によるエージェンティック・エンタープライズの実現
今回の提携において、OpenTextはデータおよびコンテキストのレイヤーを担い、非構造化データ、業務データ、トランザクションデータを含む企業データを活用可能にします。一方のCohereは、エージェンティックAIプラットフォーム「North」や最先端の企業向けAIモデルを通じて、アプリケーションおよびオーケストレーションのレイヤーを提供します。
OpenTextのCEOであるAyman Antoun氏は、OpenTextがデータおよびコンテキストのレイヤーを提供し、Cohereがオーケストレーションとモデルを提供することで、人間とAIエージェントが協働して業務を革新する組織モデルの構築に必要なものを提供するとしています。
顧客は、セキュリティやデータ、導入要件に応じて、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ソブリンクラウドから実行環境を選択することが可能です。
政府機関や規制の厳しい業界向けに設計
2027年初頭に提供開始が見込まれるソリューションは、データの保存場所、セキュリティ、導入に関する制御を維持しながら、信頼できるデータに基づく推論や複数システム横断の動作が求められる政府機関や規制業界向けに特別に設計されています。
Cohereの共同創業者兼CEOであるAidan Gomez氏は、同社の「North」や各種モデルをOpenTextのデータおよびコンテキストと統合することで、組織がエージェンティックAIをパイロット段階から本番環境へ移行させるための安全な道筋を確保できると述べています。
OpenTextのデータとコンテキストのレイヤーは、「Content」、「Business Network」、「IT Operations Management (ITOM)」、「Cybersecurity」といったソリューションを通じ、世界トップ20の連邦政府機関をはじめ、医療システム、金融機関、保険会社、グローバル・サプライチェーンなどで稼働しています。
製品統合からリセラー関係までの幅広い連携
両社のパートナーシップには、製品開発、Cohereのエージェンティック・プラットフォームおよびモデルの「OpenText Aviator AIエージェント」への統合、連携した市場展開(GTM)、SOLEXプログラムを通じた戦略的リセラー関係の構築が含まれます。これにより、OpenTextはCohereの技術を活用したソリューションを、オンプレミスおよびOpenText Cloudの双方で提供できるようになります。
両社の概要
- OpenText Corporation: 1991年にカナダで設立されたデータ管理分野の企業。NASDAQ/TSX: OTEXに上場し、180カ国で12万社以上の企業顧客にサービスを提供。日本法人は東京都千代田区に所在し、代表取締役社長は三浦デニース氏が務める。
- Cohere: 2019年に設立され、トロントとサンフランシスコに本社を置くソブリンAI企業。戦略的投資家や機関投資家、AI研究者らから約16億米ドルを調達している。
本記事はOpenText Corporationの発表をもとに作成しました。
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