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睡眠時無呼吸の疑いも4割超が未受診 費用や診療科の情報不足が壁に

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、睡眠中の呼吸の異変やいびきを指摘されたことがあり医療機関での検査を受けていない全国の20〜60代男女200名を対象に、「睡眠時無呼吸の検査・受診に関する実態調査」を実施しました。調査の結果、4割以上の人が気になりながらも何も調べていない状態であることが判明しました。受診に至らない背景には、症状を重くないと考える自己判断に加え、費用や受診先の診療科が分からないといった情報不足が関わっている実態が示されています。

気になりつつも行動できていない層が6割以上

睡眠や体調について当てはまる症状を尋ねたところ、「家族からいびきを指摘されたことがある」が20.3%で最多となり、「日中に強い眠気がある」が13.7%、「寝ても疲れが取れない」が13.3%、「夜間にトイレに起きる」が13.0%、「起きたときに口やのどが渇いている」が12.4%と続きました。「その他」は27.3%で、朝起きたときに頭が重い・だるい(8.7%)、夜中に何度も目が覚める(8.1%)、健康診断で血圧を指摘されたことがある(5.2%)などの声が挙がっています。

睡眠時無呼吸の検査や受診の検討状況については、「気にはなっているが、まだ何も調べていない」が42.0%を占めました。「調べたことはあるが、それ以上進んでいない」(21.5%)と合わせると、気になりながらも具体的な行動に進んでいない層が6割以上にのぼります。そのほか、「検査が必要だとは思っていない」が21.0%、「家族に勧められたが、行っていない」が8.0%、「受診しようと思ったが、予約に至らなかった」が7.5%でした。

受診しない理由は自己判断と費用の不明瞭さ

検査や受診をしていない理由では、「症状がそれほど重くないと思っている」が19.6%で最も多く、次いで「費用がどのくらいかかるかわからない」が17.2%、「時間がとれない」が14.6%、「検査そのものが面倒」が13.5%、「何科に行けばよいかわからない」が11.7%となりました。「その他」は23.4%で、指摘されただけで自覚がない(5.9%)、治療を続けられる自信がない(5.4%)、特に理由はない(5.0%)などが挙げられています。

睡眠時無呼吸症候群について知っていることとしては、「日中の眠気により事故のリスクが高まる」が15.9%、「睡眠を専門とする外来がある」が13.7%、「CPAPという治療法がある」が13.0%、「放置すると高血圧や心疾患のリスクが高まるとされる」が12.8%、「やせている人でも起こることがある」が12.1%でした。「その他」の32.5%の内訳には、歯科でつくるマウスピースによる治療法がある(8.8%)、呼吸器内科や耳鼻咽喉科などで相談できる(7.9%)、検査や治療に健康保険が使える場合がある(5.7%)などが含まれています。

独自の対策はインターネット検索や就寝姿勢の工夫

これまでに自身で行ったことがある対策としては、「インターネットで症状を調べた」が26.0%で最も多く、「横向きで寝るようにした」が22.3%、「体重を意識するようになった」が12.9%、「特に何もしていない」が10.3%、「飲酒を控えた」が6.3%となりました。「その他」の22.2%には、いびき測定アプリなどで記録した(5.4%)、寝ているときの様子を家族に確認してもらった(5.4%)、健康診断の際に相談した(2.6%)などがみられました。

同協会によると、受診に至らない背景には「大がかりで高額、入院が必要」といった思い込みや診療科の迷いがあり、情報が適切に行き届いていないことが課題であるとしています。現在は自宅で寝ながら行える簡易検査が普及しており、呼吸器内科や耳鼻咽喉科、睡眠外来などで保険適用にて相談や検査が可能な場合が多いことから、同協会は安心して専門機関にアクセスできるよう正しい情報発信に取り組むとしています。

調査概要

  • 調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
  • 調査期間:2026年9月26日〜9月27日
  • 調査対象:自分または家族から睡眠中の呼吸の異変やいびきを指摘されたことがあり、医療機関での検査を受けていない全国の20〜60代男女
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
  • 有効回答数:200名

本記事は一般社団法人 いびき無呼吸改善協会の発表をもとに作成しています。

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