ライトストーン法務事務所、競馬関連詐欺の手口を5つの類型に整理し公開
司法書士法人ライトストーン法務事務所(東京都葛飾区、代表司法書士:石田智嗣)は、これまでに実際に受任した競馬関連詐欺の相談事例をもとに、手口の特徴を5つの類型に整理して公開しました。接触手段の多様化やAI予想ツール、自動売買ソフトを謳う手口が増加していることを受け、被害の実態を可視化して注意喚起を行うことを目的としています。
接触手段や商材に応じた5つの詐欺類型
同事務所は、これまで受任した競馬関連の事例について調査を行い、手口の特徴から以下の5つに分類しました。
- 競馬予想ソフト購入型
SNSやマッチングアプリで知り合った相手から「必ず儲かる」と持ち掛けられ、面談時などに高額な競馬予想ソフトを購入させられる類型です。20代女性の被害者が多く見られます。面談時の虚偽説明により87万円を支払った20代女性の事案では、100%回収(満額返金)に至った実績があります。
- 副業型
インターネット上で副収入を探す人を対象に、「副業になる」として競馬予想システム(AIツール等)を契約させる類型です。「AIを使っているから必ず儲かる」と説明されるケースや、クーリングオフを妨害するために個人事業主として契約させるケースが発生しています。段階的に高額プランへ誘導され、馬券代を除き110万円以上の被害に遭った30代男性の事例では、約36%(約40万円)を回収しました。
- 予想情報型
「必ず当たる」「出来レース情報がある」などと持ち掛け、競馬予想のコースに加入させて高額な情報料を支払わせる類型です。もとから競馬を行っている男性に被害が多い傾向にあります。InstagramのDM経由で60万円の被害に遭った20代男性の事例(約75%回収、45万円)や、「レース操作をしている」等の虚偽の実績を示され140万円を支払った50代男性の事例(100%回収、満額返金)が報告されています。
- 情報商材型
郵便や電話勧誘をきっかけに「必ず勝てる競馬必勝法」などの高額な情報商材を購入させる類型です。複数の系列会社が連携して段階的に金銭を要求する手口も見られ、約90万円の被害を受けた40代男性の事例では、約70%(約63万円)を回収しました。
- 投資型
「競馬は投資・資産運用」と謳い、競馬投資ソフトを契約させる類型です。「高額一括購入型」「月額課金誘導型」「無料モニター型」などのパターンが存在します。マッチングアプリで出会った人物の紹介により「株式投資よりも安全」と契約させられ、87万円の被害に遭った20代女性の事例では、約40%(約35万円)を回収しました。
全体的に共通する手口の傾向
同事務所によると、手口の骨格には複数の共通点が見られるとしています。
- 「必ず勝てる」「絶対に儲かる」「AIが自動で稼ぐ」「JRA公認」など、断定的な収益保証や公的機関との関係を装う表現を用いる(JRAは「絶対的中」情報の存在を否定)
- 低額なコースやお試しプランで信頼を築いた後、より高額なプランや商品へ段階的に誘導する
- 法定書面を交付しない、商品の引き渡しを遅らせるなどして契約を急がせ、クーリングオフ期間を経過させようとする
- 支払いに窮すると、消費者金融からの借入れやクレジットカードでの分割払いを勧める
- 出金・返金や解約の相談をした途端に連絡が取りにくくなる、または「個人事業主契約だからクーリングオフ対象外」などの理由をつけて拒否する
- 個人名義口座への振込みを求める、特定商取引法に基づく表記がない、後払い制を採るなど事業者としての実態が不透明である
証拠保存と早期相談の重要性
詐欺被害は時間の経過とともに相手方が資金を移動・散逸させてしまうため、早期の相談が返金交渉の成否を大きく左右するとしています。
代表司法書士の石田智嗣氏は「競馬詐欺と一口に言っても、接触手段や商材の性質は事例ごとに異なります。『予想ソフト』『副業』『情報商材』『投資』など、うたい文句が変わっても、断定的な収益保証や強引な借入れの勧めがあれば要注意です。どの類型に当てはまる場合も、証拠を保存したうえで早期に動くことが返金につながります」とコメントしています。
事務所概要

- 名称:司法書士法人ライトストーン法務事務所
- 代表者:代表司法書士 石田智嗣
- 所属:東京司法書士会 第5135号/簡易訴訟代理等認定番号 第801318号
- 設立:2022年
- 所在地:東京都葛飾区金町6丁目4番1号 金町木下ビル308号室
- 業務内容:詐欺被害の返金交渉(認定司法書士業務)、各種司法書士業務
本記事は司法書士法人ライトストーン法務事務所の発表をもとに作成しました。
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