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TISI、JR西日本のAPI基盤で生成AI活用を支援 本番運用を開始

TISI株式会社は、西日本旅客鉄道株式会社に対し、セキュアなAPI基盤の設計から開発・運用までをトータルで支援する「高セキュリティAPI基盤サービス」上で、生成AIを活用したAPI開発プロセスの高度化を支援したと発表しました。API定義ファイルの作成やレビュー工程に生成AIを活用することで、効率化と品質向上を実証し、現在は本番運用を行っています。

導入の背景と従来の課題

近年、公共インフラ事業者などにおいてデータ連携を通じた業務高度化やサービス創出への期待が高まり、APIを活用した連携基盤の重要性が増しています。JR西日本では、交通事業者などからの運行情報や遅延情報のデータ提供ニーズに対応するため、2020年にAPI共通基盤を構築し社内外でのデータ利活用を進めてきました。

しかし、API公開に必要な定義ファイルの作成やレビューには専門知識が必要であり、習熟した担当者への作業集中やレビュー負荷の増加が課題となっていました。複数のベンダーによる開発体制のもと、作成担当者と基盤運用担当者との間で確認や修正が繰り返され、API公開までに約1ヶ月を要するケースもありました。

PoCにおける検証結果と本番運用

TISIは、JR西日本のAPI共通基盤において、生成AIを活用した独自のAPI定義作成支援ツールを提案しました。2025年10月から12月にかけて実施されたPoC(概念実証)では、実際に利用される定義ファイルを対象に作成、レビュー、修正工程の自動化を検証しました。

検証の結果、レビュー機能では8ヶ所の指摘事項のうち7ヶ所を検出し、コード誤りの検出率87.5%を達成しました。また、コード自動修正では9ヶ所(9件)全ての修正課題に対応しました。作業時間については、従来手作業で1~2時間を要していた修正作業が約30分に短縮され、3時間以上を要していたレビュー作業も数分から数十分程度で対応可能になるなど大幅な効率化が確認されました。これらの成果とJR西日本独自の仕様やルールへの調整を経て、現在は本番運用で活用されています。

JR西日本は、2020年からのAPI共通基盤構築パートナーとしてシステム環境や運用ルールを深く理解している点や、高セキュリティ環境で生成AIを安全に運用できるノウハウを評価し、TISIを選定しました。JR西日本の技術理事 共創ソリューション本部 システムマネジメント部長である甲斐 康弘氏は、今回の取り組みで効率化と品質平準化の可能性を確認できたとし、今後は要件定義や設計レビュー、テスト工程などへの適用にも着手しているとコメントしています。

TISIは今後も開発ライフサイクル全体への生成AI適用を見据えてDX推進を支援するほか、API開発ベンダー各社へ本ツールを展開し、MaaS需要拡大に伴うAPI公開リードタイムの短縮とスムーズな活用を推進するとしています。

参考情報

  • 本件の詳細情報: https://www.tisi.jp/casestudy/casestudy_192.html
  • 高セキュリティAPI基盤サービス: https://www.tisi.jp/service_solution/high-security-api-service/
  • デジタル基盤オファリングサービス関連情報: https://www.tisi.jp/news/2024/tis_news/20240930_1.html
  • 西日本旅客鉄道株式会社 企業概要: https://www.westjr.co.jp/
  • 西日本旅客鉄道株式会社 IT・デジタル戦略・情報セキュリティの取り組み: https://www.westjr.co.jp/efforts/
  • TISI株式会社 Webサイト: https://www.tisi.jp/
  • お問い合わせ先: TISI株式会社 PAYCIERGE総合窓口(E-mail: paycierge@ml.tisi.jp)

本記事はTISI株式会社の発表をもとに作成されています。

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